ホンマスを1本も獲ることができず、全体としても貧果だった前回2014年8月中旬の中禅寺湖トローリング釣行から、約2週間。
翌週リベンジの予定でしたが、諸事情によりさらに1週間スライドしての釣行となりました。
いよいよ2014年シーズンも終わりに近付き、魚の動きにも変化が出てくる季節。
いつもの通り、狙いはホンマスです。
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まずは国道側からチェック
午前5時過ぎ、トローリング開始。だいぶ日の入りが遅くなってきました。
まずは国道側からチェックしてみます。
フランスの尾根を舐めてから観音薙へ抜け、そのまま国道沿いをトレース。
型はわかりませんが、レイクトラウトの魚影は異常なまでに濃いです。
ボトムをやや切って曳いていきますが、反応無し。
6時過ぎになってようやく反応が出始め、前竿にファーストバイト。
63cmのレイクトラウトです。
お腹がパンパンで、なかなかのファイトを見せてくれました。
続けて43cmのレイクトラウトも追加します。
ついに出た!婚姻色に染まった50cmオーバーのワイルド・ホンマス
岸ヶ淵の禁漁ブイ手前で折り返しますが、結局キャッチは2本のみ。
魚の着き場が昨年と微妙に違っているようで、居る居ないは場所によって明確なのですが、どちらかというと全体的に、東側に固まっている印象です。
狙いのホンマスは、ここまでバイト無し。
時刻は午前7時過ぎ。ここで朝方反応が濃く出ていた、フランス大使館周辺を狙ってみることにします。
尾根をトレースしてみると、スタート時同様にレイクトラウトの魚影が沢山映ります。
ここもボトムを切ってトレースしていきますが、ノーバイト。
次は思い切って大日岬周辺でも攻めてみようかと、真ん中を横断しようとしていた時でした。
急に15m~18m近辺に単発の魚影が複数映り始め、これはもしやと思った瞬間、水面16m出しの前竿がドンッ!
かなりの重みを感じながら、シンクロをフル活用してリーリング。
これはサイズが良さそうです。後は、これが通称"沖レイク"でないことを祈るのみ…。
水面に顔を出した時、その体高から一瞬ホンマスとわかりませんでしたが、よく見ると立派な婚姻色。
間違いなくホンマス、しかもデカい!
暴れるホンマスの横で、同サイズのホンマスが併走します。どうやら"つがい"のようで、季節を感じます。
慎重にファイトし、無事ネットイン!
53cm。ようやくというか、何というか…執念の50cmオーバーです。
しかも体高と厚みが凄い、スペシャルコンディション。
婚姻色が出て顔も尖り、格好良い魚体です。
銀ピカのホンマスは文句無しで格好良いのですが、黒みがかって貫禄が出た婚姻色のホンマスも、格好良いですね。
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山側サーチも不発
その後2匹目を狙ってフォローを入れますが、残念ながら反応無し。
彼らも移動しているので、仕方ないですね。
ここまでで国道側の状況が何となくわかったので、山側をサーチしてみることにします。
大日岬~松ヶ崎と来て折り返し、湖中央からムジナ窪に入ります。
しかし、昨年2013年ほぼ同時期の中禅寺湖トローリング釣行では出ていた魚影がほとんどありません。
結局山側では、40cmのレイクトラウトを追加したのみ。
国道側よりだいぶ厳しいですね。
午後は国道側でレイクトラウト祭り
昼に達人・GM氏とダベリングし、午後の部スタートは15時。
午前中の状況から狙いを国道側に絞り、曳いていきます。
最近は特に、午後になるとホンマスは厳しいようなので、ブラウントラウトを中心に狙っていきます。
水深15m近辺までを意識して曳いていくと、反応するのはブラウントラウトではなく、レイクトラウト。
39cm~48cmのレイクトラウトを4本追加し、タイムアップとなりました。
運が味方した釣行…振り返り
打つ手が無くなり、仕方なく曳いた場所で会心の1発が出ました。
100パーセント運で出た形ですが、長さ・コンディションともに思い出に残る1本となりました。
こういうことがあるので、やめられないんですよね…。
忘れられない魚となりましたので、「メモリアルフィッシュまとめ」に追加しました。
湖水に変化あり
この時期にしては異様で、水量がやや多めな上に、水がとても濁っています。
2014年8月中旬の中禅寺湖トローリング釣行時もややきつめの濁りが入っていましたが、その時から現在まで、湖水状況はほとんど変わっていないようです。
流入河川からコーヒー色の水が流れ込み、プランクトンによる浄化が追い付いていないことが原因のようです。
そのためかどうかわかりませんが、できるだけ魚の鼻先を通してあげないと、なかなかバイトしてきません。
恐らく少しでも離れてしまうと、ルアーを見つけられないのだと思います。センシティブ、かつテクニカルだと感じました。
湖の東側に濃い魚影
この日は前回に増して、湖の東側に魚が固まっていたように思います。
真実はわからないのですが、私個人の想像としては、水量と放水が関係しているように思います。
放水により国道側を流れるメインストリームが活発になり、フランスの尾根など大きな湖底変化がある場所では、底からの巻き上げも活発になるのだと思われます。
プランクトンやベイトがアウトレットへ向けて集まって来るので、トラウト達も寄っていたのではないでしょうか。
ホンマス狙いは一か八かの大勝負
相変わらず魚探にほぼ映らず、さらに一時期よりも回遊ルートが変わっているので、何とも難しい勝負です。
達人曰く、「まだまだデカいの入ってますし、これからそういう奴らが出て来ますよ。」とのことなので、禁漁まで引き続き勝負をかけたいと思います。