セミルアーキャスティングでグッドブラウントラウトを引き出した2017年6月8日の中禅寺湖釣行から1週間。
そろそろホンマスも出始めるかなという期待と、もう少しセミも引っ張れるかなという希望を抱き、出撃です。
一番の狙いはホンマスなのですが、鳴かず飛ばずだった最近の結果を、少しは挽回したいところです。
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いつもの船速でスタート
午前4時、出船。
水温は13.2度。2週間前の水温に、ようやく戻ってきたようです。
先週までの結果と水温の上下動を踏まえて、今回は速曳きおよび素曳きを封印。
最初から慣れ親しんだ船速、そしてドジャーシステムでスタートしてみることにします。
ヒメマスもまた釣れだしたとのことで、前竿は空サシのタコベイトをセット。
レッドコアラインもCabela'sではなく、Sufix832をチョイス。
前回最後にヒットしたホンマスのデータを信じ、最初から上層のレンジをある程度捨てて流してみます。
ホンマスはどこへ?
過去2回、そこそこの反応があった山側からスタート。
まずは船速3km/h、レッドコア20ヤード、30ヤードで様子を見ていきますが、反応無し。
ここで魚探反応が薄いレンジにあえて下げ、45ヤードで様子見。
しばらくするとクククッと入り、30cm台ですが狙い通りのホンマスがヒットしました。
前竿はヒメマスの群れに入れば反応があり、ポツポツと追加。
しかし、ホンマスはその後何も反応がありません。
再現性が無く、これが合っているのかどうかすら、全く分かりません。
ヒメマスを狙ってみる
あまりにもホンマスが掛からないので、少しヒメマスを狙ってみることにします。
持ち込みのヒメトロ船に気を遣っていただき、レッドコアも使ってガンガン攻め込んでみます。
群れを見つければ反応がありますが、ホンマス狙いの前竿は少し硬く、途中でバレが多発してしまいました。
最大35cmの美味しそうなヒメマスも掛かり、こんなナメたシステムでもお土産分を11本確保することができました。
やはり、今年はヒメマスが絶好調なのですね。
セミでのブラウントラウト狙いは不発
ヒメマスがいるということは、ホンマスも少しは混じってくれるかなと思いましたが、全く掛かりません。
時合が終わり、一通りの調査も終わったところで、少しセミルアーキャスティングをやってみることにします。
情報もあってか、岸釣りはフライマンを中心に5月並に多く、ほぼ美味しそうなポイントは打てません。
仕方なく前回出たストレッチから始めようかと思いましたが、朝はいなかった先行艇が!
先行艇の進行方向に入るのはマナー的にアレなので、外れた松ヶ崎近辺からスタート。
岸から狙いにくいオーバーハングを絡めたところで、着水からアクション無しの5秒ストップ。
突然、真っ黄色のゴールデンブラウンが左から急襲!
ルアー目がけて豪快にバイト!も、食い損なってまさかのミスバイトに。
気を取り直して少しだけ場所を移動し、着水してからチョコチョコ波紋を出していると、60cmくらいのブラウントラウトが急襲!
しかし直前で見切られ、旋回したあとに姿を消してしまいました。
何だか今日は色々タイミングが合ってないなということで、セミルアーキャスティングは異常無しで終了です。
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ダウンリガーがようやく解禁
昼食時に情報交換をしてみると、やはり上を狙っていた方もそこまで爆発していないようでした。
今シーズンはホンマスのエンジンが、とことん掛かっていませんね。
午後の部は、15時過ぎからスタート。少し攻め方を変えて、ダウンリガーシステムを投入してみます。
船速は2.8km/h~3.2km/h。レッドコアは50ヤードから70ヤード、ダウンリガーは15mと18mにセット。
ルアーはオリジナル角貝貼り、そして頼みのY澤ルアーをチョイス。引き続き上を捨てて、自分が信じたレンジを流してみます。
出港して国道側をチェックしてみますが、魚が全体的に薄すぎます。
色々なコースを曳いてみますが、反応は皆無。やっぱりここかなということで、山側に舵を切ります。
17時頃、段々と雲行きが怪しくなってきて、ドシャっと雨が降り出しました。
これが恵みの雨となったのか、それまで完全ノーピクだったロッドが一気に4本ともズドンッ!
モノは何かと思いましたが、全てヒメマスでした。
魚探には全く映っていませんでしたので、ちょうど群れが後ろから入ってきたということでしょう。
コース取りが完璧だったということでもあるので、なかなかに納得感がありました。
ダウンリガーもデカホンシーズン前に、なんとか解禁することができました。
PEだけなので、レッドコアには無いダイレクト感が本当に楽しいですね!そして、実際に魚を掛けて一連の流れを練習できたことも大きいです。
その後もグルグルと同じ界隈を回り続け、ホンマスとレイクトラウトを追加。
結局、夕方の1時間半くらいで9本を稼ぐことができました。
ホンマスが欲しい…振り返り
時期的にはそろそろ上昇してくるホンマスの調子ですが、未だに好調といった声が聞こえてきません。
こういったシーズンはあまり例が無いそうなので不安ではありますが、水温も戻ったことですし、あとは稚魚が岸際から離れてくれれば…というところで、徐々に良くなってくることを期待したいですね。
ヒメマスは好調
一時期濁りの影響で釣れなくなっていたヒメマスですが、また順調に釣れているようです。
棚もそこまで変化無く、恐らく専門に狙えばかなり数は稼げるのではないかと思います。
実際、ヒメトロ船の方たちはかなりの数を稼いでいました。
今回は35cmの良型も出ましたし、これから夏にかけて型が上がってきそうですね。
セミは引き続き好調
ブラウントラウトのセミへの反応は、引き続き好調のようです。
平日にもかかわらず、たくさんのアングラーが岸に入っていました。
少しチェックしてみた感想ですが、セミに反応があるポイントと無いポイントが、異常なまでにハッキリしています。
反応する場所も先週とまた少し変わったイメージで、スレも大いにあると感じます。
ダウンリガーで初ヒット
オフシーズン中にK氏に製作をお願いしていたKHB謹製ダウンリガーロッドですが、ようやくセットして流し、実際に魚をヒットさせることができました。
お忙しい中、製作いただき本当にありがとうございました。
やってみると理解も進みますし、クリッパーを外してからやり取りするまでの過程や、ウェイトボールのリリースも、勝手が分かってきます。
なんとかデカホンシーズン前に、もう少し魚を釣って慣れておきたいところです。
貝貼りも奥深い
今回なかなか興味深かったことは、角に貼った貝の種類だけでヒット率が上下した経験をしたことです。
日本アワビ貼りと夜光貝貼りでヒット中、日本アワビ貼りだけヒット率が落ち始めたので、思い切って白蝶貝貼りに変えてみると、一撃でヒットしました。
全て貝の色は無垢でしたが、やはり気象条件や水色など様々な要素を見ながら投入するルアーを考えていかないと、釣果は付いて来ないということなのでしょう。
トローリングは曳いていれば釣れる、というわけではないのですね。