水が動き、条件も重なって昼間でもホンマスがヒットした2018年8月23日の中禅寺湖釣行から1週間。
この1週間、流入量・放流量ともさほど変わっていないように思いますが、辺りを照らす明るい月と、終日西風予報という気象条件が少し気になります。
前日29日は、O氏が50cmオーバー2本を含むホンマス15本と爆釣。何とかおこぼれをいただきたいところです。
順調にできて、残りたったの3戦。この間に目標のデカホンマスを獲ることができるのか…いざ、13戦目です。
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気合いが空回り
今回は日光有料道路の日光-清滝間の通行止めと、いろは坂の交互通行を計算し、いつもより早めに出発しました。結果、予定よりも早く現地着できたので、余裕を持って準備完了。
珍しく、午前4時過ぎに最初に出船します。
今回は作戦を変えて、色付いたホンマス狙いで前回良かった場所近辺からスタート。暗闇の中、赤色灯を付けながらかっ飛ばします。
レッドコアは50yds・55ydsで、オリジナル角貝貼りを素曳きでセット。ダウンリガーは12m・13mでドジャーシステム、こちらもオリジナル角貝貼りと、MO角をセット。船速は3km/hです。
魚探反応は良好ですが、アタリは無し。時合がいつ来るか、ソワソワしながら待ちますが、気配がありません。
"おかしい、そろそろ来ても良いんじゃないか…。"
午前5時、辺りはすでに明るくなっていますが、ノーピクが続きます。折り返すと、後ろから来たGM氏がまさにホンマスをヒット中。
"マジっすか~?さすがです…。"
ここで焦りがMAX付近になり、たまらずレッドコアの1本を橋村ルアーにチェンジ。パターンの違いを試してみます。
するとリリース後すぐ、その橋村ルアーをセットした50ydsに乗らないバイト。直後に、ダウンリガー12mに強烈なラインアラーム!
しかし、ロッドを手に持った直後にあっさりと角の結束部付近でラインブレイクしてしまいます。沖レイクか、デカホンか…正体は不明ですが、逃した魚はそこそこサイズだったでしょう。
どうにもうまく回らず、駄目なパターンに陥っている気がします。
ついに時合突入
果たしてこの後、時合があるのか、無いのか、あったとしてもそれに乗り切れるのか…何とも言えない気持ちで流しますが、ここから船上が忙しくなります。
ダウンリガーの再セットが終わり、流していた午前5時10分。レッドコア55ydsのオリジナル角貝貼りに、ついにヒット!
ホンマス43cm。安心の1本です。狙い通りの色付いた魚で、コンディションはやはり良好です。
続いてレッドコアでレイクトラウトもヒットし、時合の様相を呈してきました。
さらに、ダウンリガー13mのルアーをチェック&チェンジしようかとロッドを煽ってクリッパーを外し、グリグリ巻き始めると、ググンッと手元にバイトを感じて、まさかのヒット!
ホンマス39cm。色付いておらず、フレッシュな魚です。キャスティングのような感じで、巻いている途中にヒットしてしまいました。おそらく追尾していたのでしょう。
その時は、突然やってきた
時間が経つにつれ、無垢の角への反応が良くなってきたので、ここでレッドコアは2発とも橋村ルアーをセット。レンジも細かく調整していきます。
レイクトラウトの反応はとても良く、狙っていなくてもホンマス狙いのレンジで食ってきてしまいます。
その時も、右舷のレッドコア55ydsに良い感じのラインアラームが鳴り響きました。このアタリはホン様っぽいと期待しながら巻いていくと、明らかに違います。
またレイクトラウトだなあと思っていると、突然右舷のダウンリガー12mのクリッパーが外れ、水面にロッドが突き刺さり、激しいノッキングとともにジーッ!ジーッ!とラインが放出されていきます。まさかの右舷ダブルヒットです。
"こっちのほうが本命だ!"
レッドコアを同船者にパスし、ダウンリガーでファイト開始。このアタリ方は、絶対に良いサイズのホンマスです。
突っ込みをシンクロでいなし、慎重に浮かせてから右手のネットに誘導。無事、一発でネットイン!
ホンマス50cm。ついに来てくれましたが、ギリギリでしょうか。
撮影角度によって微妙なところですが、下の尾ビレが50cmのラインをまたいでいます。
尾叉超えでないと気持ちが悪く、50cmとして良いのかどうか、うーん、うーん、とリアルにしばらく唸っていましたが、ここは50cmと言い張らせていただきます!やったー!
ちなみに右舷のレッドコアは、予想通り62cmのレイクトラウトでした。
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ホンマスは午前9時過ぎまでで終了
まだまだ時合らしき状況は続いていますので、引き続き本数を狙っていきます。
レッドコアはダウンリガーでのヒットを参考に、45ydsから55ydsまで細かく調整します。
相変わらずレイクトラウトは反応がすこぶる良く、ダウンリガーも13m近辺でレイクトラウトがヒットしてしまうので、てんやわんやの中。
レッドコア45ydsで、突然ジーイーーーィィィィィ!と良いサイズのホンマスらしきラインアラーム!手に取って巻き始めると、首をゴンゴン振り、時折こちらに向かって走ってきます。間違い無く、本命確定です。
よーし、良いサイズ2本目かな~と欲を出して巻いてくると、まさかのフックアウト。これは正直、ガックシ来ました。欲は魚にも分かってしまうのでしょうか。
めげずに折り返して航行を続けていると、今度はレッドコア50ydsでヒット!
ホンマス44cm。良い感じで色付き始めた個体です。コンディションは本当に良いですね。
さらに流していると、ニジマス35cmのヒットを挟んで、レッドコア55ydsでまたしてもホンマスらしきアタリ!
ホンマス42cm。サイズは小さいですが、角度によってうっすらと色付いています。
まだまだ行けるかと思いましたが、午前9時5分にヒットしたこのホンマスを最後に、銀色の反応が無くなってしまいました。
いつの間にか西風が強まり、ダッポンダッポンの中で船速が保てず、ヒットするのは小さいレイクトラウトばかり。
結局午前中は、ホンマス5本、ブラウントラウト1本、ニジマス1本、レイクトラウト14本で終了。朝一番の悪い流れを、何とか戻すことができました。
午後は柄モノオンリー
昼食・ダベリング・仮眠後、15時半頃から午後の部を開始。
あれほど強かった西風は収まり、穏やかになった湖面。午前中とは違い曳きやすくはなりましたが、ホンマスの反応は全くありません。
引き続き、午前中と同じエリアを流してみますが、ヒットするのは柄モノオンリー。
レッドコア50ydsでブラウントラウト46cm、ダウンリガー12mでもレイクトラウトと、飽きない程度でヒットが続きました。
午後の部はブラウントラウト2本、レイクトラウト4本で終了。久々に、終日魚の反応が出た1日となりました。
ついに仕留めたものの、正直ちょっと気持ち悪い…振り返り
ついに、やっと、今シーズン目標のホンマス50cmを仕留めることができましたが、ギリギリというか、微妙なところなので、全開で喜べないところが気持ち悪いです。
尾叉長で50cm超えなら文句無しなので、これを狙って、まだまだ禁漁までトライしたいと思います。
「メモリアルフィッシュまとめ」に、久々にまた1尾追加することができました。
レイクトラウトの数が伸びたので、総数も27本出すことができました。「ネイティブフィールド数釣り釣行ベスト20」にも追加することができました。
描いていたパターンと少し違う?
今回はシーズナルパターンを頭に入れて臨んでみたのですが、実際は少しパターンが違っていたようです。
ベイトの場所と種類が少し違う感じで、全魚種が同じような場所を狙って差してきているような感じでした。ブラウントラウトやニジマスの稚魚放流の影響があったのでしょうか。
また朝は棚が合っていなかったようで、大事な時間を少し外してしまった感もあります。
毎年違う状況に食らいついていくには通うしかありませんが、それでも合わせられないケースが本当に多く、悩んでしまいます。
今シーズンは進行が遅い?
ホンマスは色付いている個体もいれば、遡上予定なのにまだまだ見た目がフレッシュな個体もいます。
今シーズンは比較的大型のメスを中心に、遡上予定なのにまだ色付かず多数残っているという話もあり、彼女らが遡上準備に入るまでの時間を考えると、禁漁までまだまだ普通に50cmオーバーが狙えるのではないかと思っています。
ベイトが多いので、現在48cmの個体も、禁漁まであと数cmは伸びるかも…?楽しみです。
放水量は変わらず
先週から放水量はさほど変わっていませんが、徐々に流入量が減り、放水量のほうが多くなっているようです。
台風21号の接近を見越して、放水量を抑えていないのかもしれません。より良い状況になっていく可能性がありますので、楽しみですね。