釣りには普段聞き慣れない、様々な単位が登場します。
フィート、オンス、ヤード、ポンド…ルアーパッケージや製品スペックに登場する、様々な単位。
正しく理解して使いこなすことができれば、タックル選びやセッティングに幅が広がること間違いなしです。
私自身の備忘も兼ねて、ルアーフィッシングで使われる代表的な単位をまとめてみます。
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長さを表す表記
1ヤード(yd) | 91.44cm |
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1インチ(in.) | 2.54cm |
1フィート(ft.) | 30.48cm |
1尺(しゃく) | 30.30cm |
1ひろ | 約120cm~160cm |
ヤード(yd)
ルアーフィッシングの世界ではあまり使用されることは無いかもしれませんが、フライフィッシングやラインでは基準として使用されます。
例えばVARIVASなどはメートル(m)ではなくヤード(yd)を基準としているようで、100m巻きではなく91m巻きで発売している製品を多く見かけます。
フィート(ft.)、インチ(in.)
長さを表す単位で多く使用されるのは、この2つでしょうか。
特にロッドが顕著ですが、5'6"(5フィート6インチ)など、フィート(ft.)とインチ(in.)を組み合わせた表記もあります。
たまにプロの方も間違えているのですが、1フィートは10インチではなく12インチなので、例えば5'6"のロッドを5.6フィートと記述してしまうと、長さが全然違うものになってしまいます。
どうしてもフィートにしたい場合は、この場合5.5フィートと記述すれば問題ありません。
尺(しゃく)
30cmの目安で、日本で昔から使われています。
尺やまめや尺物という使われ方をします。
ひろ
両手を広げた間を1ひろ(ひとひろ)と言います。主にリーダーの長さを測る時などに使用します。
個人の体格によって違ってきますので、数値は目安となっています。
重さを表す表記
1オンス(oz) | 28.35g |
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オンス(oz)
海外製品やバスタックルではオンス(oz)表記が主流で、覚えておいて損はありません。
例えばネイティブフィールドで使うような1/4oz(約7g)や3/4oz(約21g)などは、単純に1oz(28.35g)から割ってあげれば良いということになります。
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ライン強度を表す表記
1ポンド(lb) | 453.6g |
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1号(ごう) | 1814.4g(約1.8kg) |
ポンド(lb)
1ポンド(lb)のラインは、約453.6gより負荷が掛かると切れるよう設計されていることになります。
個人的にポンドの場合はこの負荷計算よりも、「この重量のルアーを投げる釣り、こういう攻め方、このシステムはこのくらいのポンド」というように覚えてしまっています。
理由は2つあります。
まず1つ目は、ルアーの重量はもちろんですが、ルアーやリーダーの結束強度によってもタックル全体のシステム強度が違ってくるため、単純にラインだけの強度計算で決定しきれないためです。
2つ目は、同じ魚を狙うにしても攻め方や場所によって、掛かった時に多少強引に抜かなければならないのか、余裕を持って遊ばせられるのかが違ってくるからです。
参考までに、私がどういう状況の時に何ポンドを使用しているかについては、各釣行記録の"フィッシングデータ"を参考にしていただければと思います。
号(ごう)
国内メーカーのリーダーには号表記が多いので、ポンド表記との対応目安を知っておくとより便利です。
2lb | 0.6号 |
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3lb | 0.8号 |
4lb | 1号 |
5lb | 1.2号 |
6lb | 1.5号 |
8lb | 2号 |
10lb | 2.5号 |
12lb | 3号 |
目安としては、ポンドから号に変換する時は0.25を掛け、号からポンドに変換する時は4を掛ける、と覚えておくと良いと思います。
単位変換を網羅する便利グッズ
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釣具屋でわからなくなった時は、このアプリケーションと睨めっこすればすぐに解決するでしょう。
なかなか取っつきにくい、PEの号数変換まであるのは、便利ですね。
単位を把握する必要性
単位を理解すると、タックル選びやセッティングに、自分なりのロジックと正確性が加わります。
数字はニガテと敬遠しないで、便利なツールも駆使して少しずつ覚えてみてください。きっと釣りの幅が広がるはずです。