あれよあれよという間に、2013年も終わり。
最後にロッドを振っておきたく、悩んだ末に西武園ゆうえんちフィッシングランドへ。
西武園ゆうえんちフィッシングランドは、2013年11月末以来の釣行です。
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人多すぎ
としまえんフィッシングエリアよりは酷くないだろうと予想していたのですが、甘すぎました。
10時頃到着したのですが、入るところを探すのに一苦労。
半周した所で声を掛け、なんとか入れさせてもらいます。
釣り座は日陰で、放流ポイントから大きく外れた所。テクニカルなゲームになりそうです。
魚はボトムに集中
隣の方がコンスタントに釣っているので観察してみると、ボトム系スプーンのスペシャルデッドスローリトリーブがハマっているようです。
動いているのかすら怪しいくらいのスピードです。当たり前ですが、完全に冬パターンですね。
私にはそこまで徹底したデッドスローリトリーブをする根性がありませんので、なんとかスロー気味でも巻きで獲れないか模索します。
状況を見てルアーチョイスと攻め方を考える
気を遣って割り込んでいくのは好きではないので、移動を諦め、1つの釣り座で心中する覚悟を決めます。
水には色が付いていますので見えませんが、目の前に定位する魚と、ルアーの集中砲火を浴びながらフラフラ回遊してくる魚をいかに掛けるか。管釣りスプーニングのキモが全て詰まっていますね。
釣りをしながら、どんなことを考えていたかの一部を挙げてみます。
時間帯
気温は上昇するだけ。
昼には食い渋る時間が来るでしょうが、良い時間帯に釣りをしているはずです。
レンジ
ボトム張り付きがメインで、時間帯によって底を切り、若干浮くはずです。
早い巻きで獲れるチャンスは、この若干浮く時間帯のみです。
動き
ここまで集中砲火を浴びていると、ブリブリのウォブリングは駄目でしょう。
ナチュラルなローリングをメインに、ウォブンロールを入れていく作戦を立てます。
巻いて獲りたいので、ボトム系ルアーはあえて封印です。
シルエット
いつものように、オーバル系とウィローリーフ系を軸に組み立てます。
西武園ゆうえんちフィッシングランドの場合は、オーバル系やティアドロップ系は特に有効な傾向がありますね。
ウェイト
いつものように、リトリーブスピードと狙いたいレンジに合わせて0.7g~1.5gをメインで回していきます。
カラー
西武園ゆうえんちフィッシングランドの場合はイエロー系が軸になると思いますので、そのままファジーな色で転がして反応が出続けるか、はたまたブラウン系が反応するか、グリーン系が反応するかの展開になるはずです。
ここは状況を見て、感覚で良い部分ですね。
ライン
超ハイプレッシャーなので、視認性の高いラインに1lb台のフロロカーボーンリーダーを結束します。
アタリは全て手元に来る前にラインの変化だけで掛けに行き、万が一ラインで取れなくてもできるだけ違和感無く食い込むよう、リーダーを細くする作戦です。
リトリーブ
私の場合、基本は釣り味が面白いニジマス狙いです。
素直な巻きのスピードコントロールを基本に、時折シェイクや巻き上げ、巻き下げ、ストップ&ゴーなどを入れていく作戦です。
活性が低い冬なりの誘い方がメインになるはずです。
リトリーブコース
カレントが、左から右に強めに流れている釣り座でした。
基本的には左寄りにキャストするアップクロスをメインに、ダウンクロスを混ぜる展開になるはずです。
状況により、ルアーのウェイトをもっと上げてボトムを確実に取り、流れを無視してみるのもアリでしょうか。
ポツポツ掛けて終了
ボトム張り付きの時間帯はデッドスローをメインに時折シェイキングなどを入れていき、浮いたなと感じたら、速めのリトリーブで活性が高い魚を数匹まとめ獲る。
時速ペースでは達人に遠く及びませんが、終日同じ釣り座でそこそこ楽しめました。
活性が低い時の巻きの釣りは、様々な要素がその時の"魚の許容範囲内"で一致しないと結果が出ません。
カラーが合っているだけでも駄目ですし、動きが合っているだけでも駄目です。
フックを細軸に変更した方が良い場合もありますし、フックの向きを逆にした方が良い時もあるでしょう。
場合によって動きに変化を付けるなど、魚にスイッチを入れさせる効果的な誘い方をする必要もあるでしょう。
皆さん遠くを攻めるので、意外と手前が荒らされていなくて良いかもしれません。
常に10個~20個以上の要素を考えながら絡み合わせ、答えを引き出さなくてはならないわけです。
これが30年近くハマっている理由の1つだなと改めて感じるとともに、管釣りは何て面倒な釣りなのかと再認識したのでした。