1日を通してレイクトラウトが1本と、文字通り打ちのめされた2018年7月26日の中禅寺湖釣行から1週間。
現地情報では、週末の台風で40cm近く水位が上昇したとのこと。透明度や水質にも、若干ですが変化は出たはずです。状況は確実に変わっているでしょう。
次こそは必ず獲ると心に決め、ツノ弾を揃え、作戦を立て、静かに準備を進めてきました。釣り方、攻め方、コース取り、そして駄目だった場合のセカンドプラン…迷いはありません。
殺気に満ちた11戦目がスタートです。
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いきなり良型ホンマスゲット
午前4時過ぎ、出船。ダウンリガーの準備もあり、例によって最後に出船します。
まずは前回と同じエリアに魚が入っているか、確認しようと決めていました。少しスロットルを上げて移動し、いつもの位置やや沖合いから流し始めます。
レッドコアは50ydsと55ydsでY澤角とオリジナル角貝貼りをセット、ダウンリガーは13m近辺でオリジナル角貝貼りをセットします。浮遊物の情報があったため、レッドコアもダウンリガーもドジャーを付けてスタートします。
船速3km/hでスタートすると、魚探には活発に動いている魚が映ります。朝からこれだけ動いていてくれれば、今日はこの界隈が良さそうだな…そんな気配を感じます。
しかしながら、セット後はアタリなく期待のコースが終わってしまいます。ここで、前回まで右に折れていたところを左に旋回。すると再び魚影が現れます。
午前4時25分頃。これは来そうだなと思いながら直進していると、左舷にセットしていたダウンリガー13mのクリッパーがいきなり外れ、シンクロが鳴り響きます。
ジーイーーーィィィィィ!
理想的なレンジで、いきなり良い感じのアタリ。これはもらった!
ホンマス48cm。うっすらと婚姻色が出たメスの個体です。
3戦ぶりにホンマスの顔を見ることができました。ありがたや、ありがたや…。
続いて10分後。この界隈を折り返して流していると、今度は50ヤードにセットしていたレッドコアもグングン入りヒット!
ホンマス39cm。現地計測では38cmだと思っていたのですが、写真を見返すと39cmでした。
良い感じの展開で追加しますが、魚探反応が良い界隈は他船も多く、一旦このエリアから引き上げて湖の状況を見てみることにします。
ホンマスの魚影は全体的に薄め
台風で増水し、船からの景色も変わりました。水量が増えたので、魚も少し移動しているのではないかと思いましたが、ホンマスの魚影は薄め。
国道側一帯は、レイクトラウトはセオリー通りのレンジに沢山映ります。中には大型の魚影もあります。しかしながら、ヒカリモノの魚影はほとんどありません。
山側も同様で、ヒカリモノは特定のエリアしか魚探には映りません。どうも今シーズンは、ピンポイントのような気がします。
良型ホンマスを追加
ざっと回った印象ですが、総合的に見てやはりここかなあということで、朝の界隈に戻ってきます。朝一番に比べ、他船は少し、減ったようです。
魚探反応はまれですが、朝一番と同様の棚を意識して流します。
午前6時20分頃。通年良いホンマスのコースに入り、良い雰囲気を感じながら流していると、ドラグを強めにセットしていたレッドコア50ヤードのシンクロが、グッグッ、ジーイーーーィィィィィ!
今度も理想的なレンジで、良い感じの締め込み。これももらった!
ホンマス48cm。この日2発目のヨンパチです。尾ビレ下のほうが長い個体なので、よく見ると49cmのようにも見えます。
良い感じでポツポツ拾えていますが、やはり目標の50cmオーバーは遠く、掴めそうで掴めません。
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試行錯誤の日中
朝二番を過ぎると、凪の時間も多くなり、ヒカリモノは駄目な感じになっていきます。
禁漁区境目のブイ近辺で40cm弱のレイクトラウトを確保したところで、システムをチェンジ。素曳きを試してみます。
ツノのセッティングを行い、いざ実戦しますが、藻や枝状の草などの針掛かりが頻発し、集中できません。
ブラウントラウトも狙ってみますが、残念ながら不発。午前の部を終了します。
午後は相変わらず悶絶
昼食と昼寝後、午後の部は15時過ぎからスタート。暖かい北東風が緩やかに吹き、良い感じの雰囲気です。
浮遊物の針掛かりが気になるので、ドジャーシステムで開始。船速は3km/h前後で様子を見ます。
まずは朝一番のコースからチェックしますが、魚がいません。そのまま抜けて、2発目の48cmが出た界隈を流しますが、アタリが1回出たのみ。
台風前と変わらず、午後は厳しいようです。
他船では16時近辺と19時前にヒットがあったようですが、私もなんとかタイムアップ直前にレッドコア40ヤードで小さいブラウントラウトを追加し、終了。
あと30分できれば、ひょっとしたら…今回も目標のサイズを獲れず、様々な課題を残して納竿しました。
あと一歩が遠い…振り返り
今回は陽気も良く、トンボを始めとした虫も数多く出ていました。寒かった前回よりも、条件は良かったように感じます。
台風で状況が変化するかと思いましたが、思ったよりも変化していませんね。浮遊物さえ気にならなければ、色々な攻めができたはずなのですが…悔やまれます。
良型は出ましたが、あと一歩、1cm・2cmの差が縮まりません。遠いですね。
ホンマスは相変わらず朝勝負
ヒカリモノのバイト状況は、台風前とさほど変わっていないように感じます。
最大のチャンスタイムは朝一番、朝二番あたりで、ここでホンマスが獲れないとかなり厳しいという状況は、相変わらずのようです。
夕方にも短いチャンスタイムがポイントによってポツポツあるようなのですが、私は巡り逢えませんでした。
19時頃は魚も浮き始めるようで、終了間際は午後の中で一番可能性を感じます。
もう30分できたら、多くの方がより多くの魚をキャッチできるのではないかと思いますが、ルールなので仕方ありませんね。
遊漁時間については声が多く上がっているはずなので、漁協には来シーズン、ぜひ検討してもらいたい事項のひとつです。
得体の知れないビッグヒットがありました
実は凪の時間帯に、山側最深部付近で謎のビッグヒットに遭遇しました。
左舷のレッドコアを60ヤードに下げて航行していたところ、突然レイクトラウトのようなジーーーッと鈍い入りをしたのですが、巻いても巻いても全然寄りません。
仕方なく右舷のレッドコアを巻き取り、近寄りながら巻いていったのですが、バーチカルの状態になってもまったく上がらず。
生命体でないことは分かったのですが、リーダーを掴んで持ち上げようとしてもビクともせず、仕方なく強引に引き抜いてみると、針が折れてルアーは無事に回収できました。
水深が150mを超えているので底を擦るような場所ではないですし、レッドコア60ヤードなら多くの832使いがよく出すヤード数です。
様々な可能性が考えられます。
- 台風後に流れてきた大木
- 傘などの抵抗が大きいゴミ
- ドザエモン
ちなみにこの時、ダウンリガーは回収せず15m・17mで入っており、1であればこちらにも引っ掛かって良いと思います。
となると、大木クラスではない何かであるわけで…この先は皆様のご想像にお任せします。(笑)
お盆も近いので、物体の姿を見ないで本当に良かったと、心から思っています。これからお盆期間中、あの辺りを航行される方は、くれぐれもご注意ください。
ナニカガ、チュウソウニ、フユウシテイマス…。
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参戦者の情報は、当日のほぼ速報。凄いです…!