4本全てに同時ヒットするクアドラプルヒットと、隠し弾を使って夕方に会心の一撃を引き出した2018年9月6日の中禅寺湖釣行から1週間。
いよいよ私の2018年シーズンの、最終ゲームとなってしまいました。
前日までの情報によると、放水量の変化に伴い、かなり魚の着き場に動きがあったとのこと。これまでのゲームとは違う、柔軟性が求められそうです。
悔いの無いようにやり切りたい、ホンマス狙いの15戦目がスタートです。
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苦しいゲーム展開
泣いても笑っても最終ゲームということで、やり切る覚悟で落ち着いて準備をします。午前4時30分頃、ゆっくりと出船。
まだまだ暗いので、前回のように良い時間で目的のラインに到達するようコース取りします。
レッドコアは45yds・50ydsで、橋村ルアーを2発。ダウンリガーは12.5m・13.5mでドジャーシステム、こちらはMO角とオリジナル角の無垢をセット。船速は3km/hです。
ベイトの反応は時折出ますが、ヒカリモノの魚影が前回と比べ、激薄になっています。これは厳しいゲームになりそうです。
前回と同じように、白々しくなってきたら食うかなあと思っていると、やはり白々しくなったところでレッドコア50ydsにヒット!
ブラウントラウト41cm。意図せず柄モノが掛かってしまいましたが、魚探反応の薄さを見ると、納得できます。
前回反応が出ていた部分をあれこれ通してみますが、やはりホンマスの魚影はほとんど無く、勘頼みで流すしかありません。
さすがにここなら着いているでしょうと際どく突っ込むと、レッドコア50ydsがジーイーーーィィィィィ!と入り、やっとヒット!
ホンマス43cm。低速でもシンクロが唸る良いアタリ方をしたのでテンションが上がったのですが、思ったよりも小さかったです。遡上組の残り、といった感じでしょうか。
その後も魚探にはヒカリモノがほとんど映らないので、あれやこれやコース取りしてみます。
午前5時45分には、33m立ちで55ydsまで落としていたレッドコアがククンッとアヤシイ入り方をしたので上げてみると…
ホンマス27cm。2年魚でしょうか、この時期になってポツポツと釣れ始めているようです。このサイズが確認できると、来シーズンへの希望が持てます。
それにしても、前回とは比べものにならないホンマスの薄さ。ホンマストロのシーズンが終盤であることを、ひしひしと感じます。
釣りを変えてみる
他船とのすれ違い時に情報を聞いてみると、やはりホンマスのキャッチは1~2本とのこと。
このままダラダラ流していても状況を打開できないと判断し、ドジャーに行くか、速曳きに行くかしばし悩み、やりたい釣りをやろうと速曳きに移行することにします。
ルアーは前回良かった隠し弾のタイプSTと、三山工房の夜光貝ウィングキールをセット。船速は4km/h~4.2km/hで、レッドコアは80ydsから100ydsまで探ります。どこかにやる気のあるホンマスがいれば…。
根気よく曳き倒していた午前11時半頃。いつの間にか遊覧船の航路に入ってしまい、通過するまで船速を落として待機しようとしていると、隠し弾のタイプSTがクンクン入ります。
ブラウントラウト28cm。フォールで食ってきましたが、食欲旺盛ですね。この調子でベイトを食べまくり、大きくなって欲しいものです。
切りが良かったため、この魚を最後に、昼食のため帰港します。
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午後も速曳きをやり切る
昼食・ダベリング・仮眠後、15時頃から午後の部をスタート。南東風が吹き付け、天候も曇り。雰囲気としては良い感じです。
午後の部も魚に合わせるというよりは、自分のやりたい釣りをやり切りたいので、引き続き速曳きをトライ。
ルアーは、まだ魚をきちんと掛けていない隠し弾のタイプSZと、速曳き用のGMルアーをチョイス。船速は変わらず、4km/h~4.2km/hです。
相変わらずホンマスの魚探反応は薄めですが、この釣りで掛けたいので曳き倒します。
沈黙が続いた15時40分頃、44m立ちでGMルアーをセットしていたレッドコア90ydsがグングン入り、ついにヒット!
ブラウントラウト44cm。長さはありませんが、コンディションは抜群です。
モサッとしたアタリでシンクロが全然鳴らなかったので"あれ?"という感じでしたが、やりたい釣りに付き合ってくれた魚に大感謝です。
その後も曳き倒し、18時ジャストまで釣りを継続しましたが、たまに出る魚探反応を直撃してもバイトが出ず。結局ホンマス2本、ブラウントラウト3本で納竿しました。
先週の内容からすると少し消化不良気味ですが、悔いはありません。2018年シーズンをやり切りました!
2018年シーズンが終了…振り返り
いつものようにオカッパリのキャスティングから始まり、ボートキャスティング、トローリングとシーズンを通して中禅寺湖へ通わせてもらいましたが、この最終戦が終わった時の気持ちは独特です。
寂しいというか、区切りが付いたというか、思わず目を細めて湖を眺めたくなるような…そんな気持ちになります。
今シーズンも中禅寺湖バムの方々と多くの話をし、アドバイスをいただき、自身の釣りの幅が広がった気がします。本当に感謝しかありません。
2019年シーズンも、引き続きよろしくお願いいたします!
放水が呼び水に
地元の方々の働きかけが実り、ここ最近、夜間を中心に大量の放水が行われていました。
この日も朝は湖流がかなりキツい場所があり、魚探に映る魚にノイズが乗ることもありました。
あれほどいたホンマスが1週間のうちに消えてしまったのは、急激にできたこの流れが呼び水になり、一気に禁漁区側に移動して遡上準備に入ってしまったからではないかと言われています。
ホンマス狙いのトローラーからすると少し厳しいですが、自然には逆らえませんね。
レイクトラウトが釣れなかった意味
今回は低速でも高速でも、色々な意味で強気に曳いたため、レイクトラウトが1本も掛からなかったという点が、個人的にはひとつポイントだったかなと思っています。
そこに入れれば、ひょっとしたらもっとホンマスが混じって釣れたのかもしれませんが…こういうゲームもあり、ある程度成立するということが体感できたことが、個人的に納得感がありました。
中禅寺湖2017年シーズンの最終戦は9月14日だったのですが、振り返るとこの日と全然違うゲーム展開をしていたので、色々やってみると色々な発見があるということで…。
何事も、良い経験です。