毎年恒例となった4月中旬、2019年4月10日~4月12日の中禅寺湖合宿釣行から2週間。
解禁直後のお祭りモードからしばらく経ち、最初にパターンが変化する少しシビアな時期です。
せっかくボートが解禁したのでオフショアからの反応も確認しておきたいという点と、いつもと違う釣りをやって幅を広げてみたいという点、そしてある程度クオリティのある魚を獲りたいという3点を意識してみます。
午後からは本沢さん(@haruakikaimoe)と合流予定。いざ3戦目がスタートです。
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狙いはブラウントラウト
ゆっくり家を出て、現地に着いたのは午前4時過ぎ。雨が打ち付け光量も少ないため、ゆっくりと準備します。
今回の狙いはブラウントラウト。時間経過とともにレイクトラウトも狙ってみるイメージで入ります。
プラグをセットし、いざスタートです。
風が欲しい
まずは出船し、手前のポイントから反応を見てみます。ミノーを打ち込んでいきますが、反応無し。
続いて大きく山側に移動し、松ヶ崎近辺から叩いていきますが、こちらも反応無し。
もう少し風が吹いて欲しいところです。あちこち移動し、ミノーの深度やスピードを変えて探っていきますが、なかなか反応がもらえません。
中層からボトム狙いに切り替えてみる
あまりにも風がもらえないので、半分諦めて中層の釣りを開始。
風量を見て選んだルアーは、スミス・トラウティンサージャーSH・8cmと、スミス・LL70S。
まずはLL70Sで広範囲を探ってみますが、反応無し。続いてサージャーで数段下を探ってみます。
キャスト後、カウント15からリトリーブを開始すると、ガツンとヒット!
なんだ来るじゃーんとフッキングを入れますが、まさかのスッポ抜け。いきなり出鼻をくじかれてしまいます。
続いて例のパターンを意識し、リバーオールド・サテライト・チェリーベスパ・11gの赤系をボトムまで着底させ、2-2-2。
すぐにココッと反応が出て、構わずアクションを続けるとゴゴッと本アタリが出ますが、これもスッポ抜け。
もっとガッツリ食い込んでもらいたいのですが、バイトの出方を見ると、やる気満々という感じではなさそうです。
本沢さんと合流
昼食から本沢さん(@haruakikaimoe)さんと合流し、2人体制で湖を徘徊します。
風は悪魔の北東風に変わり、いろは坂から霧が来襲。
欲しいのはそっち向きの風じゃないよ…と言っても自然は動かせません。
魚の活性が上がる条件ではないので、スイッチを入れるべく、打ちまくり作戦であちこち移動します。
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とにかく叩きまくる
その後は霧が晴れてきますが、風量は相変わらず微妙。それでも打ち続けるしかありません。
風を見ながらブラウントラウトの実績ポイントを打ちまくっていきますが、こんなに美味しそうでも反応無し。
プラス要素が複合的に絡んだ場所も、反応無し。
"ここは出ちゃうでしょ!"と2人してヨダレをたらしたストレッチも無反応。ザ・悶絶タイムが続きます。
ついに待望のバイト
夕方になり、いよいよ終了までのカウントダウンが始まります。
この風ならここ、どうですかね…ということで、歌ヶ浜近辺をチェック。何となく雰囲気はありそうです。
ストレッチを流していると、本沢さんのミノーにチェイス、そしてピックアップ間際に本バイト!
これはもらったかと思いましたが、食いが浅かったようで抜けてしまいました。やはり、基本的には魚のやる気が無かったようです。
その後も本沢さんにチェイスがあったものの、バイトまでは至らず。無念のノーフィッシュとなってしまいました。
それでも、やり切った…振り返り
結果的には獲りきれませんでしたが、最後に希望が持てるバイトがありました。
個人的には、スプーンやジグなどに比べてまだまだ経験が浅いプラグの釣り。これから面白い季節になるはずなので、どんどん経験を積んでみたいです。
渋い理由はいくつかあり
事前に渋い渋いと言われていましたが、実釣と現地の方のお話を聞く中で、原因は何となく分かりました。
いくつか思い浮かんだ中で、決定的と思われる2つを書いてみたいと思います。
1. 水量不足
近年見ないほど水量がありませんが、これが原因のひとつになるでしょう。入ってこなければ出ていきませんので、湖水の透明度もイメージと違いました。
聞くところによると、今年は冬の間に流し過ぎてしまっていたようで、何ともというところです。
2. 偏った捕食パターン
移動している魚は薄く、ある程度の大きさのレイクトラウトなどは、ボトムを切ってステイしているケースが多かったです。
ステイしているということは、追わなくても良い何かを食べている、そしてお腹がいっぱいである、と推測できます。
この日は気温が高く、朝は風が無いこともあって梅雨時のようにムシムシしていましたので、ステイ状態になってしまうことを助けた要因のひとつになっていた可能性もあります。
いきなり大きく環境が変わる可能性は少ないでしょうから、次にスイッチが入るのは"あのタイミング"になるのかなと思います。パターンチェンジが待ち遠しいです。