ホンマスが確保できず、さらに濃霧で撤退。不完全燃焼だった2021年9月2日の中禅寺湖釣行から、1週間。
ホンマスの捕獲チャンスは、今日を入れて残り2回。半分諦めムードではありますが、最後まで挑み続ける覚悟で臨みます。
絶滅危惧種・予備軍となったホンマス、果たしてどこにいるのか―いざ、2021年15戦目がスタートです。
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いつもと違うことをしてみる
午前4時、出船。一番に出船し、フルスロットルであちらを目指します。
さまざまな条件からヒット時間帯を予測し、午前5時過ぎに目的のポイントに到達するよう、手前にIN。予想通り、ここには船がいません。
ルアーはY澤ルアー・GMルアー・オリジナル角貝貼りと"実績系"を4発。
船速は2.8km/h~3km/hで、ダウンリガーは15m・17m、レッドコアは50yds・55ydsでスタート。レッドコア・ダウンリガーともにドジャーシステムです。
午前5時頃、狙い通り目的のポイントに到達。調査しながら流していると、午前5時7分からレイクトラウトラッシュ。最初はダウンリガー、次にレッドコアと3発連続ヒットで、すぐにやや沖目へと退散します。
魚探に魚影がほぼ映らないなか、レイクトラウトを避けて航行していた午前5時40分頃。オリジナル角貝貼りをセットしていた右舷のレッドコア50ydsがグイングイン入り、ヒット!
"いやもう、最高かよ!"な1発。やはり、ここにいました。
先週体験した、クイックに入って途中で抜けていった魚の正体が知りたくて、一か八か同じ場所で勝負を仕掛けてみましたが、良いほうに転んでくれたようです。
オフシーズンに魂を込めて作った、オリジナル角貝貼りで炸裂。嬉しい限りです。
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柄モノラッシュが続く
その後も同じ界隈をグルグルしていた午前5時50分、またも右舷のレッドコア50ydsでクリック音が鳴るクイックな引き込み。水面でドジャーが跳ねてしまいバレてしまいますが、これも恐らくホンマスでした。
さらに午前7時15分には、フォール中にググッと入ったあとにクイックな引き込みで、クリック音が発動。レイクトラウトほど重みが無く、期待しながら巻き取りますが、残り2色でバレ。
希望を持たせてくれるヒットがポツポツ続きますが、結局この界隈でのホンマス確保は1本のみ。
あとのヒットは柄モノですが、以下、朝からの柄モノを一覧でどうぞ。
ヒット時間帯 | タックル | 魚種・キャッチorバレ |
---|---|---|
午前5時7分 | ダウンリガー17m | レイクトラウト・キャッチ |
午前5時10分 | ダウンリガー15m | レイクトラウト・キャッチ |
午前5時15分 | レッドコア50yds | レイクトラウト・キャッチ |
午前5時50分 | レッドコア55yds | レイクトラウト・キャッチ |
午前6時30分 | ダウンリガー15.5m | レイクトラウト・キャッチ |
午前7時15分 | ダウンリガー19.5m | おそらくレイクトラウト・バレ |
午前8時20分 | レッドコア55yds | レイクトラウト・キャッチ |
午前8時25分 | レッドコア65yds | レイクトラウト・キャッチ |
午前8時35分 | ダウンリガー16m | レイクトラウト・キャッチ |
午前9時5分 | ダウンリガー18m | ブラウントラウト・キャッチ |
午前9時30分 | レッドコア55yds | レイクトラウト・キャッチ |
午前9時35分 | ダウンリガー18m | レイクトラウト・キャッチ |
午前9時40分 | ダウンリガー16m | レイクトラウト・キャッチ |
ダブルヒットや、キャッチ後にフックを外しているときにヒットしてしまったケースなどがあり、正確な数ではないかもしれません。
すべて沖目中層でのヒットですので、岸に寄ればそれはもう、恐ろしいことになると思われます。
沖ブラウンもヒットしましたが、ダウンリガー18mでのヒットは初めてでした。
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2本目のホンマス
レイクトラウトのヒットはポツポツ続きますが、逆を言うと魚の活性自体は悪くないということでもあります。時刻としてはすでに日中になっていますが、沖の航行を続けます。
午前10時ちょうど頃。ホンマストローラーなら誰もが知っているゴールデンコースを航行中、右舷のダウンリガー16mがグイングイン入り、ヒット!
"いやもう、最高かよ!"の2発目。魚探に魚影はまったく映っていませんでしたが、信じて航行した甲斐がありました。
実は午前8時過ぎに、ルアーをすべて日中仕様に変えていました。結果的に大当たりで、日中仕様のオリジナル角貝貼りに炸裂。
今シーズンの厳しさを考えると、イケスにホンマスが2本入るということがどれほどの価値か…感動モノです。
その後も強気に曳き続けましたが、レイクトラウトのヒットのみ。お昼のため帰港します。
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午後はやはり激渋
昼食・ダベリング・昼寝のあと、午後の部は15時半頃から開始。
朝の雨は何だったのかと思うほど、お天気は回復しています。しかしながら風は北東風に変わっており、期待はできません。
変わらず沖目を航行していきますが、ノーバイト。ではレイクトラウトの活性はどうかなと、少し岸に寄ってみた16時20分頃。ダウンリガー16mのオリジナル角貝貼りがグイングイン入り、期待通りにヒットします。
魚の活性は悪くない…夕方のワンチャンスに賭けて、沖の航行を続けます。
しかし北東風でだんだんと肌寒くなり、バイトが出ず。静かに納竿となりました。
出来過ぎの1日…振り返り
先週に引き続き、越年モノのホンマス狙いで入りましたが、マグレで2本も捕獲することができました。
帰りはいつも以上に慎重な運転になったことは、言うまでもありません。
続・トロロの付着あり
先週気になっていたトロロの付着ですが、やはり今週も続いていました。あと1週間ほどで禁漁となりますが、日程的にも気象的にも厳しく、このままの水質で終わってしまうかもしれません。
例年この時期にトロロ地獄になることは無いのですが、受け入れて釣りやタックルを調整し、合わせていくことが賢明かもしれません。
越年モノのホンマスはいた
魚探には映りませんが、越年モノのホンマスは確かにいました。来年に大型化し、遡上する魚になりますので、これがいないと来シーズンが思いやられてしまいます。
しかしながら、やはり数が少ない印象で、さらにトロロの関係もあり、口を使う幅が非常に狭いと感じます。すべて合っていないと掛からないというか、まさにホンマストローリングそのものではありますが、スーパーテクニカルです。
再現性は低いと思いますが、台風の影響が無ければ、次週も越年モノの調査を継続してみようと思います。