台風の影響もあり、2016年9月1日の中禅寺湖釣行から間が空いてしまいました。
気付けば禁漁間近。私としては、2016年シーズン最終戦です。
まさに、真剣にレイクトローリングに向き合ったシーズンの集大成。
前回出た反省点も、今シーズン中に確認・修正しておきたいところです。
狙いはブレずに、最後までホンマス。フレッシュな良型を中心に狙っていきます。
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場所選択に悩む
いよいよ最終戦。午前4時過ぎに出船です。
状況は何とも分かりませんが、2015年9月17日の中禅寺湖釣行時は国道側が良かったこともあり、走りながら入る場所を考えます。
ですが皆さん同じことを考えているようで、国道側はそこそこの混雑。
ショアからのアングラーも要所に入っており、狙いたい所を満足に曳けない可能性があります。
そういった所に割って入るのは苦手なので、おとなしく旋回して山側で勝負。
スカスカの山側、松ヶ崎近辺からスタートです。
課題をいきなりクリア
レッドコアは55ヤードと65ヤードからスタート。前竿は17m~28mまで、広く出しを調整していきます。
レッドコアは魚探反応に対し、素直にトレースできる棚を中心にセット。前竿は魚探反応が無いレンジに、あえてセットします。
ルアーはオリジナル角貝貼り、シェルスターのオカスペ、そしてこの時期必殺のGMルアーをセレクト。
船速は変わらず、いつもの3km/h前後です。
辺りが明るくなり、最近の本命ポイント近辺に差し掛かったところで、前竿が幸先良くズドンッ!
サイズは30cm台ですが、幅広のフレッシュなホンマスがヒットします。
折り返してホンマスとレイクトラウトを稼ぎ、反応が鈍くなったところで、そのまま最近の第2本命ポイントに移動。
急深の脇を意識して流すと、ここでも魚探反応が無いレンジにセットしていた前竿を中心に、ホンマスが連発。
水中や船中でワカサギを吐く、高活性なグッドコンディションがヒットします。
サイズは最大でも43cmほどでしたが、朝の時合で合計10本確保することができました。
魚探反応に合わせた2週間前の棚取りだと激渋でしたが、魚探を裏切って隙間に送り込む作戦が成功。
朝の時合で、早くも確認と検証をすることができました。
激渋の日中
朝7時までの時合が終わると、後は文字通りの激渋に。
何を投入しても、どんなコースを取っても反応が出なくなります。
他魚種を狙う気もあまり無かったため、あっちをグルグル、こっちをグルグル…。
結局、時合後は2キャッチ。午前の部はホンマス9本、レイクトラウト3本で終了します。
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夕焼けが寂しい午後
ダベリングと仮眠後、15時から午後の部を開始。
相変わらず、スカスカの山側からスタートします。
ここでブラウントラウトの顔が見たくなり、片方の棚を変えてみます。
レッドコアは55ヤード、前竿は18m出しで調査開始。
連続する岬の脇を通して行くと前竿が良い感じで入り、お子様サイズですがブラウントラウトがヒット!
綺麗な琥珀色です。引きも良いですし、来シーズンは少し本気で狙ってみようかなと思いました。
その後夕方の時合を期待して流しますが、曳けども曳けども始まる気配がありません。
シーズンを通して見てきたはずの夕焼けも、今日は何だか少し寂しい…。
今シーズン、良く働いてくれたレッドコアタックルも、見つめると何だか寂しい…。
右舷のレッドコアも、やっぱり寂しい…。
でもシーズン最後だし、なんでも良いからあと1本欲しいなあ…と欲を出して、17時半頃に前竿を上げ、レッドコアのみに集中。
ルアーはGMルアーと、橋村ルアー5cmをセット。いずれも無垢の角で、真っ向勝負です。
山側から湖ど真ん中を横断中、65ヤードのレッドコアに待望のバイト!
しかしスッポ抜け。若干焦りが出ますが、平常心を保って国道側にイン。
"絶対1本獲る…絶対来る…"
時合にならずとも、この時間になれば段々食い気は出てくるはずですし、同時に微妙に棚も上がってくるはずです。
65ヤードを基準に、55ヤードに上げたり、80ヤードまで落としたり…。
魚探反応に対し、素直に棚取りを調整して流します。
残り5分。大尻方面に向かい、左舷65ヤード、右舷70ヤードで最後の勝負。
丸山沖を通過し、大崎との間で、ついに左舷にチビホンマスがヒット!続いて取り込み後、右舷におまけのレイクトラウトがヒット!
これから時合なんじゃ…と思いましたが、ルールはルール。
レイクトラウトのリリース後、後ろ髪を引かれる思いでスロットルを上げました。
シーズン終了はやはり寂しい…振り返り
最後の夕焼けを見た時、もう終わっちゃうのか…という、何とも言えない寂しい気持ちになりました。
4月から9月まで。短い解禁期間です。
10月いっぱいくらいまで、紅葉を見ながらやれるようになれば良いと思うのですが、難しいでしょうかね。
シーズン後期は難しい
魚も相当にスレてくる8月下旬から9月にかけては、やはり難しいです。
魚探反応を直撃しても、なかなか口を使ってくれません。
ベイトの動きを読んで、目に見えない、やる気のある魚を拾っていくようなイメージかなと思いました。
確認と検証がこの最終戦でできたことは、大きい経験の1つです。
レイクトローリングは難しい
今シーズンは全13戦中、11戦がトローリングでした。
相変わらずホンマスばかり追い掛けていましたが、今シーズンはホンマス好調ということもあり、最後まで楽しむことができました。
尾叉長で50cmを超える、デカホンマスも2本仕留めることができました。
課題も釣行ごとに出てきますし、本当に楽しいです。
私は最初、トローリングはただ曳いていれば釣れるものとばかり思っていましたので、何と楽な釣りなのかと思って岸から見ていました。
ところがどっこい、ただ曳いているだけではボーズもあり得る釣りなんですよね。
数を稼ぐこと、そして大きい魚を獲ることは、やはり相当に難しい。釣行回数をこなし、さらにPDCAを常に高速で回していないと、結果が付いてきません。
リトリーブコースやリトリーブスピードを操るボートも道具の一部と考えれば、そしてフィールド全体がキャスティング範囲と考えれば、「大変スケールの大きなルアーフィッシングである」と言えるのではないでしょうか。
来シーズンも、頑張りたいと思います。
来シーズンのお魚予想
独断と偏見ですが、昨シーズンに引き続き、お魚予想をしてみます。
- レイクトラウト:引き続き、好調!
とてつもない数が入っていますので、多分大丈夫でしょう。80cm台からメータークラスといった良型が、例年ほど出ていないのは気になります。 - ブラウントラウト:引き続き、好調!
キャッチ&リリースの、良い影響を受けているのは彼らだと思います。ベイトも多いですし、来シーズンも楽しみです。 - ホンマス:多分好調!
今年産卵しないフレッシュな50cm台が釣れていますので、60cmオーバーがまた釣れる年になるでしょう。
40cm台の数が少ない気がするので、今シーズンのようなデカホンマス連発の年になるかどうかは見物ですね。
逆に30cm台が物凄い数入っていますので、ベイトがこの調子なら、40cm台はだいぶ期待できるのではないかと思います。 - ヒメマス:回復!
40cm近いヒメマスが釣れる年になるでしょう。
逆にここである程度間引いてあげないと、ヒメマスがいないと騒がれた、いつぞやかの二の舞になってしまうと思われます。
放射能量は法定を下回っていますので、ヒメマスが永続的に釣れ続けるようになるためにも、持ち帰りができるようになれば良いですね。
ホンマスフィーバーが、このまま続く年になってくれることを願います。
来シーズンのベイト状況は、この後のワカサギ釣りの結果を見ると、大体想像できますね。
2016年シーズンも、お付き合いいただきありがとうございました
いつも記事を読んでいただいている皆様、今シーズンもありがとうございました。
今年はサイトを通じて色々な方にお会いすることができ、また現地で「もしかして、ルアーフィッシングマニアの…?見てます!」とおっしゃってくださる方もいて、本当にありがたいなあと思っています。
試行錯誤を晒しているようなものですが、また来シーズンもお付き合いください。
釣果報告いつも楽しく読ませてもらってます。
今シーズンお疲れ様でした。
来年こそはレイクを引っ張り出す気持ちだけは、まんまんです!
Posted by N@O / 2016年11月10日14:20