良い感じで良型ホンマスを加算した2018年8月2日の中禅寺湖釣行から3週間。
お盆休みの道路混雑がどうも嫌で、期間が空いてしまいました。3週間も経てばパターンは大きく違ってくるはずですので、前回のイメージは捨てて再度ゲームプランを練ってみます。
何となく、こんな感じのルアーで、こんな感じのエリア、駄目ならここかなあと目星を付けながらいろは坂を登り、台風接近前の湖畔に立ちます。
暖かい南系の風が終日吹き込む予報。条件は良いはず…デカホンマス狙いの12戦目がスタートです。
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ヒットはするもサイズが伸びず
午前4時過ぎ、出船。例によってダウンリガーの準備があるため、最後に出船します。
朝一番の場所選びは、正直悩みました。通年パターンだとあそこら辺だと思いますが、ここ最近釣れているホンマスは婚姻色がまだバリバリ出ていないことから、こちら辺にまだいるのではないかという予想。
とりあえずやってみて、駄目なら切り替えの予定で舵を切ります。
レッドコアは50ydsと55ydsで、Y澤角とオリジナル角貝貼りをセット。ドジャーシステムでスタートします。船速は3km/hです。
スタート直後、レッドコアを投入し終わりダウンリガーをセットしていると、いきなりY澤角をセットした右舷のレッドコア50ydsがグングン入ってヒット!
ホンマス43cm。やはり、まだこの辺にいました。
ダウンリガーの投入も終わり、折り返して地形を見ながら進行していくと、またしても右舷のレッドコア50ydsでヒット!
ホンマス43cm。このサイズの群れが固まっているのでしょうか。
お兄さんかお姉さんを…と願いながら再度レッドコアを投入すると、10分後にやはり右舷のレッドコア50ydsにヒット!
ホンマス46cm。少しサイズアップしました。どの魚も体高があり、ベイトをきちんと捕食できているようです。
それにしても、Y澤ルアー恐るべし…この時間帯は、左右で2発付けるべきでした。
場所を移動
3本目のホンマスを確保したあとは、ピタッと反応が無くなってしまいます。
魚影もまばらになり、どうやらどこかに移動した様子。こちらも魚探しの旅に出ることにします。
午前6時半。場所を大きく移動し、細かくルアーチェンジも行っていると、ダウンリガー14mがグングン入ってヒット!しかし本命ではなく、50cm台のレイクトラウト。
今はこれではないなあとシステムを変え、レッドコアのみで速曳きを試してみます。船速4km/h~4.2km/hで湖中央、ブレイク沿いと攻め込んでみますが、反応無し。
ブレイク沿いであればブラウントラウトが反応してくれるかなと思いましたが、彼らもやる気はあまり無いようです。
午前11時過ぎ、次なる手を打つことにします。
良型ホンマスを確保
引き続き、レッドコアのみの素曳きですが、船速を落としてみることにします。ルアーはオリジナル角貝貼り、船速は3km/hです。
ストレッチの区間を絞り、ホンマスの可能性が高そうな水深を狙い撃ちます。レッドコアは45ydsと50yds。この深度で反応してくれれば最高ですが、果たして…。
午前11時半。今シーズンならホンマス狙いを諦めてしまう時間帯ですが、この日は違いました。
歌ヶ浜方面に航行中、左舷のレッドコア45ydsが一瞬ジーッと入りましたが、乗らず。そのまま航行すると再度グングンッ…ジーッと入り、ヒット!
入り方からしてブラウントラウトっぽいなあと思いながら寄せてくると、なんとホンマス。
婚姻色が出た46cmです。このオレンジ色っぽい模様は、久々に見た気がします。季節ですね。
時合が再度来たのか、何なのか、とりあえずホンマスが釣れたので同じメソッドを繰り返してみます。
折り返して、先ほどヒットしたゾーンを過ぎた12時5分。今度は左舷の50ydsがゴゴッジーッ!と入りヒット!
ホンマス48cm。尾ビレだけがオレンジ色になっている、あまり見たことがない個体です。ホンマスの色付きは、尾ビレから始まるのでしょうか。
前回も今回も、50cmまでもう少しまで来ていますが、ここからがなかなか難しく…時間帯を考えると、次の魚が昼食前のラストチャンスです。
折り返して同じエリアを流していると、12時15分、左舷の45ydsがゴゴッと入り、何かがヒット。38cmのお子様ブラウントラウトでした。
その後は昼の時合が終わったのか、ピタッと反応が無くなります。
お昼前の釣りを終了し、帰港。計7本、うちホンマスは5本という結果になりました。
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午後もレッドコアの素曳きオンリー
昼食・ダベリング・仮眠後の15時半。午後の部を開始。遊漁時間が18時までとなったので、エリアと釣り方を絞って集中する作戦にします。
昼上がり前の良いイメージを頭に浮かべ、迷うことなくカッ飛ばし、ストレッチにIN。
角は光量を見ながら微妙に交換し、右舷は手堅く、左舷は一発を期待して変わり種をチョイス。船速3km/hで、左舷50yds、右舷45ydsで開始します。
これまでのゲームとは違い、やる気のありそうな魚探反応が出てワクワクします。これは出るんじゃないのかな~と思いながら左舷のドラグ調整をしていると、グングンッグーッとバットまで入って何かがヒット!
ドラグ調整が誘いになったのかどうか、定かではありませんが、とにかく重い何かが掛かりました。手に取って巻いてみると、ホンマスではなく、レイクトラウトのような感じです。
とにかく重く、時折ゴンゴン首を振ってラインを全然巻くことができないので、沖目に低速で逃げながら右舷のレッドコアを回収。
ティペットは8lb。無理はできないので、シンクロを使いながらじっくりじっくりファイトをし、ようやくキャッチ。
レイクトラウト75cm。メジャーリングボードのメモリいっぱいです。ホンマス狙いの棚で食ってきました。
一発狙いで変わり種をセットしましたが、違う一発が来てしまいました。しかし、自分で作ったルアーで魚がヒットすると、本当に嬉しいし楽しいものですね。
続いて16時5分、今度は手堅い角をセットした右舷の45ydsがググッと入りヒット!40cmのブラウントラウトでした。
乗り切らないアタリもあり、良い感じで魚の反応が出るので、期待をしながら引き続き航行を続けます。
台風接近のお陰か、土砂降りと突風が時折ありますが、風自体は生ぬるい感じで、雰囲気があります。
最後にホンマス、出てくれないかなあ…17時15分、他船がいないセオリー無視のエリアで航行を続けていると、右舷のレッドコアがガクガクッと入り、ヒット!
バイトの出方からするとサイズは期待できませんでしたが、ファイト中に後方で浮いたので本命を確信!
ホンマス41cm。この日の通算10本目は、本命のホンマスでした。
ウロコが取れるので、遡上せず越年する個体です。今このサイズなら、来シーズンは期待できそうですね。
その後はバイトが遠のき、18時に納竿。今シーズン初めて、昼にも夕方にもホンマスの反応が出た、意外性のあるゲームでした。
水が動けば魚も動く…振り返り
台風20号の進路によっては釣行を断念せざるを得ませんでしたが、どうやら持ちそうということで決行しました。
気圧や放水の関係もあり、良いゲーム展開を経験することができましたが、目標のホンマス50cmオーバーにはまたしても届かず。
まだまだ遊漁期間はあるので、諦めずにトライしたいと思います。
放水量がアップしていました
台風による増水を警戒してか、前日から中禅寺湖の放水量がアップしていたようで、かなり水が動いていたようでした。
通常よりも毎秒2トンほど多く流れていたとのことで、循環ができていたと想定されます。
#2018年8月25日(土)現在も、同程度の放水量で推移しているようです。
水が動けば、魚も動く―国の判断だけでどうこうできる話でもなく、様々な利権が絡んでいる実情は察することができますが、中禅寺湖は国立公園なのですから、もっと上手にやっていただきたいものですね。
季節進行に合わせた攻め方をトライ
婚姻色が濃く出たホンマスを久々に見ましたが、季節は確実に進行していますね。
先陣を切って遡上準備をするホンマスたちの中に、強く大きい個体が必ず入っているはず…シーズナルパターンを頭に入れ、奴らを狙いつつ、遡上準備第二陣組以降を狙っていくのが、次のプランになりそうです。
これまでと違う攻め方は難しい部分もありますが、同時にワクワク感もあります。
次のゲームが楽しみです。
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