ギリギリでしたが、50cmのホンマスをキャッチした2018年8月30日の中禅寺湖釣行から1週間。
台風21号通過による流入量の増加があった関係で、もっとジャバジャバと放水するかと思いましたが、どうも中途半端のようです。水が動いているのかいないのかも気になります。
今回も1発を期待しての釣行となりますが、残りは今回を入れて2戦。大事に、しかし大胆にデカホンマスを狙っていきます。
14戦目、いざスタートです。
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コケそうな立ち上がり
期間中、平日に4回しか行わない日光有料道路の通行止めに当たってしまった前回。今回はさすがに当たらないでしょうと、いつも通りの時間にゆっくり出発しました。
結果、通行止めには当たりませんでしたが、いろは坂の交互通行に、ほぼフルタイムで当たってしまいました。
焦って出船しても、すぐには出ないでしょうとゆっくり準備をし、午前4時15分頃、最後に出船します。
前回は目的地までかっ飛ばして行きましたが、今回は良い感じの時間帯にその場所に到達するよう、計算しながら流し始めます。
レッドコアは40yds・45ydsで、橋村ルアーとオリジナル角貝貼りを素曳きでセット。ダウンリガーは12.5m・13.5mでドジャーシステム、こちらはオリジナル角貝貼りとGMルアーをセット。船速は3km/hです。
相変わらず魚探反応は良好ですが、バイトは一切無し。ワカサギらしいベイト反応も良好で、その下にトラウトが動き回っていますが、ルアーには食ってきません。
白々しくなってきたら食うかなあと予想し、折り返して反応の良かったエリアに角度を変えて突っ込んでいくと、まさに白々しくなってきた時間帯に、50ydsに落としていた橋村ルアーにヒット!
グングン首を振って、ホンマス確定のファイトをしてくれます。うーん、これは45cmくらいとサイズ予想をしながらファイトしますが、スッポ抜け。スタートからコケてしまいます。
折り返してもう1回狙う選択肢もありましたが、深追いすると良い時間帯で良いコースに乗れないと判断し、そのまま目星を付けているポイントへ向かいます。
ホンマスを確保
辺りはすっかり明るくなり、いよいよゴールデンタイムの雰囲気です。
ここらで1本拾っておくと楽なんだけどなあ…ポイント1個目を通過中の午前5時20分頃、右舷の40ydsがグングン入り、ヒット!
ホンマス47.5cm。よしよし、な感じです。かなり上の棚で食ってきました。
ここでも深追いはせず、続けて主要ポイントを舐めていきますが、その後は本命ライン通過時もバイトが出ません。
もっと追っておけば良かったと思いながら折り返し、航行していた午前6時10分頃。右舷のレッドコア55ydsに、久々のヒット!
これはホン様ではないかもなあと思いながら巻いていると、右舷のダウンリガー12.5mがグングン入ってヒット!
これはホンマスっぽいとロッドをチェンジして巻き始めますが、同時に左舷のダウンリガー13.5mもグングン入っています。
45.5cmのオス・メスつがいをキャッチしている最中、今度は左舷のレッドコア50ydsがジーイーーーィィィィィと入り、ヒット!
まさかの4本連続ヒット、クアドラプルヒットです。
てんやわんやで、とりあえず大きそうな左舷を同船者に任せ、私は右舷のレイクトラウト58cmを無事キャッチ。即リリースしてから、左舷のホンマスを大事に確保!
ホンマス48.5cm。ほぼ49cmですが、良い感じのアタリの割には大台に少し足らず。
4本連続ヒットはさすがに初めてですが、1人だったらどうなっていたことやら…。とりあえず大きそうなものから巻く感じになるのでしょうか。
時合は続かず
よし、またクアドラプルヒットを狙うぞ~と投入しますが、時合はあっけなく終了したようで、ホンマスのバイトが無くなってしまいます。
その後ポツポツとレイクトラウトのバイトが続き、午前6時35分頃にはレッドコア45ydsにブラウントラウトがヒット!
55cmと長さはそれなりですが、だいぶスキニーです。
ベイトが違うと、ここまでコンディションが違うのでしょうか。それとも岸際は小型のレイクトラウトに占領され、エサが獲れないので仕方なく沖に出てきているのでしょうか。
午前6時50分には、橋村ルアーをセットしていたダウンリガー13.5mで、ホンマスが久々にヒット!
ホンマス45cm。まだまだ婚姻色は濃く出ていませんが、ウロコが落ちないので遡上する個体です。
続いて、凪状態になってしまった午前7時50分頃。地形変化を攻めて、またしても橋村ルアーをセットしていたダウンリガー13.5mでヒット!
ホンマス48cm。時合ではないのですが、柄モノが混ざりながらダラダラとヒットするようなイメージです。
小型のレイクトラウトが続いたあとの12時45分頃、またしても沖目でブラウントラウトがヒット!
47cmですが、これもスキニーです。やはり、このコンディションは何か原因がありそうですね。
前回と同様、西寄りの風が強く吹いたために船速が保てず、さらに台風21号の影響か、浮遊物が多く集中できないために、ここで午前の部を終了します。
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午後は速曳きをトライ
昼食・ダベリング・仮眠後、いつもの通り15時半頃から午後の部を開始。
前回と同じく西風は収まり、適度な風量で南から南東寄りの、良い感じの風です。
昼上がり前に浮遊物が多かったため、レッドコアをドジャーシステムに変え、ダウンリガーは気持ち深め。午前中と変わらず3km/hで流してみますが、バイトが全く出ません。
これは午前中とパターンが違ったなと思いながら、すれ違いざまに他船の状況を確認してみると、やはりだいぶ違っていた模様。
システムを変えるべく、レッドコアを回収しながら船速を適当に3.8km/h程度で流すと、ダウンリガー14.5mでまさかのヒット!
ブラウントラウト50cm。やはり、沖のブラウントラウトはそこそこ長さはありますが、かなりスキニーですね。
すれ違いざまの情報とこのヒットがヒントと確信になり、ダウンリガーを躊躇無く畳み、レッドコアのみで素曳きにシステムチェンジ。速曳きをトライしてみます。
いつもと違うアプローチでホンマスを確保
船速4km/h~4.2km/hでセッティングしていた秘蔵の隠し弾をセットし、16時頃から速曳きを開始。
右舷はタイプSZ、左舷はタイプST。それぞれ80yds~100ydsで、魚の反応を見ながら細かく出しを調整していきます。小さい魚は狙わず、1発狙いです。
ざっくりとエリアを決め、逆方向から来る他船との兼ね合いを忖度しながら、時折ジグザグに流していきます。しかし反応がありません。
絶対口を使うホンマスはいる、絶対これに食ってくる―信じて曳き倒し、かなり攻め込んだコースを取っていた17時過ぎ。
右舷のタイプSZ、100ydsがジーイーーーィィィィィと入りますが、乗り切らず。少し、サイズが小さめだったのかもしれません。
反応が出そうなコースとエリアが掴めたので、それらをキープしながら、この日1本目を獲ったポイントを過ぎた17時40分頃。
突然、左舷のタイプST・90ydsのシンクロが、けたたましい悲鳴を上げます。
"ジーイーーーーーィィィィィ!"
っしゃあ!ついに来たあ!やっぱり口を使うヤツがいた!
時折ゴンゴン首を振っていますので本命の予感がしますが、まさかのブラウントラウトの可能性も残します。
頼む、ホンマスであってくれ…レッドコア90yds+リーダー+ティペットの巻き取りはなかなかにハードで時間がかかり、途中でバレないかドキドキしますね。
ホンマス47.5cm。この充実感は何でしょうか。正直感動しました。
ルアーをセッティングし、信じて曳き倒し、反応が出そうなエリアとコースを掴み、実際にヒットさせ、シンクロの音も味わう…貴重な経験ができて、本当に良かったです。
実は欲を出して、左舷のヒット直後に右舷とのダブルヒットを狙ったのですが、重すぎて巻けずラインが大放出してしまうので、仕方なく船速を落としました。速曳きは慣れていないので、やってみると色々と勉強になります。
時間も時間だったため、このヒットを最後に、気持ち良くこの日の釣りを終了。
結局ホンマスは7本、ブラウントラウトが3本、レイクトラウトが9本という結果になりました。
新しい世界を知ってしまった…振り返り
条件が重なり、午後に速曳きを試してみましたが、新しい世界を知ってしまった気分です。ホンマスがヒットすると、最高の一言に尽きますね。
私の場合、状況によってスローとファーストを使い分けていく形になると思いますが、選択肢はあればあるほど良いと思っています。
来シーズン以降、もっともっとこの釣りの精度も高めていきたいです。
数種類のパターンが存在?
ベイトが何種類か混在しているので、それぞれ何を捕食しているかによって、パターンが違う気がしました。
たまたまかもしれませんが、数が釣れるのはこのパターン、大きさが揃うのはこのパターンというように、ルアーの種類によってヒットする魚の質が違ったように感じます。
数を狙うなら色々な弾を持っておくか、1発を狙うなら信じる弾を使い続けるか―それに船速と棚が絡んできますが、そういった様々な選択が可能で、それぞれで答えが返ってくるような気がします。
ホンマスはこのベイトと習性も絡み、7月中旬から下旬にかけての悶絶期間に比べると、ここに来てだいぶ楽に釣れるようになってきたと感じています。
50cmオーバーは、相変わらずなかなか出ませんが…。
放水はあまり期待できず?
台風の影響からか増水していますが、放水量はあまりありません。朝などは、泡が溜まっていて水が流れていないように感じました。
かなり水量が多くなっているので、次の台風に備えて徐々に放水量を上げてもらえると、地元の方にとっても、釣り人にとっても良いのですが。