スーパームーン明けで大苦戦した2013年8月の中禅寺湖トローリング釣行から3週間後。
個人的には2013年、聖地ラストゲームです。
なんとか最後にドラマを…!
今回も親父とのレイクトローリングゲームです。
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魚がいない!
午前6時前、実釣開始。
まずは山側をサーチしてみます。
先月までと違い、水深11m~12mあたりにサーモクラインができています。
栂沖からスタートし、八丁~三角~阿世潟~上野島~勇助和田~大日岬~松ヶ崎…
山側は全域で、魚探に魚がほとんど映らず。
釣れたのも50cmに満たないレイクトラウト1本のみという惨めな状況。
今回も狙い所が絞れず、時間だけが経過していきます。
回遊魚はいったいどこに行ってしまったのか…。
国道側はポツポツ
湖を横断し、岸ヶ淵沖でまとまった魚影を確認。
ヒメトロ船が固まっていましたので、恐らくヒメマスでしょう。
そのまま13番に抜けて、国道側を曳き続けてみますがピクリともせず。
おかしい、絶対におかしい…。
ボトムにはレイクトラウトがへばり付いていますので、10色以上出して反応するかチェックしてみます。
水深20mを直撃すると、ジジジーッ!
これはバレてしまいましたが、やはりいれば何かしら反応が出るはず。
ホンマスは諦めるしかないのでしょうか。
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意地の1発!秋色に染まったワイルド・ホンマス
午後、悲惨だった山側を捨て、国道側に絞って攻めてみます。
曳くコースを少しだけ岸寄りにし、中層~ボトム上を意識して流してみます。
8色~9色でボトムを少し切って、活性の高い魚を浮かせて食わせる作戦です。
大崎沖~12番沖まで、この方法でレイクトラウトがガンガンヒットします。
型はたいしたことありませんが、レンジを変えた左右にダブルヒットも。
前竿にはニジマス(サービスフィッシュ)が掛かるなど、午前中とは変わって忙しい船内。
釣れないよりは釣れた方が楽しいのですが、こうなってくると本命の顔がますます見たいところ。
半ば諦めていたのですが、なんと極一瞬だけ、その時合が訪れます。
だるま沖に差し掛かった時。
突然8色出しのレッドコアが絞られ、ジジジーッ!
セットしてあるのは、真木ミノーSL-ZERO-90F。
恐らくレイクトラウトだろうと思いながら巻いてくると、少しだけトルクフル。
魚体が見えた時、息を呑みました。
ニジマスのように見えましたが、よく見ると婚姻色が出て紫がかったホンマスです。
しかもなかなか良いサイズ。
最後の抵抗をかわし、慎重にランディング。
デカホンマス不漁の年と言われた2013年、最終戦で46cmをキャッチです。
安堵も束の間、今度は9色出しのオリジナル角貝貼りにもジジジーッ!
先ほどと同じようなバイトの出方です。
ロッドを持ち上げようとしますが、ロッドホルダーからなかなか外れず。
凄いパワーです。
やっとロッドを手に取って巻き始めますが、途中で無念のフックアウト。
恐らく先ほどキャッチしたホンマスのつがいか、同サイズの群れだったのでしょう。残念。
その後同じような釣り方でレイクトラウトに遊んでもらい、2013年の聖地ラストゲームが終了しました。
知らなかったことが沢山…聖地ラストゲーム振り返り
聖地ラストゲームはレイクトラウト祭りでしたが、なんとか本命のホンマスが1本出てくれて、良いイメージで終わることができました。
レークオカジン・浩和氏に「今年はホンマスの数が少ないから、例年レートで行くとプラス10cmの価値だよ。」と言っていただけましたが、やはり50cmを実寸で超えたい!
壁は厚いですが、この悔しさは来シーズンへぶつけます。
この時期はほぼ未知の世界だったこともあり、知らないことや勝手がわからないことが沢山あり、色々勉強になりました。
備忘録も兼ねて残しておきます。
魚は国道側に多い
例年、この時期は国道側の魚影が濃くなるようです。
山側も産卵と関係無い3年魚などがいるはずなのですが、今回は全く見られませんでした。
レンジはほぼ全魚種同じ
この時期のレンジは、12m~17mがメインとなるようです。
この範囲の中間がホンマスやブラウントラウトで、中間より下がレイクトラウトのレンジになると思います。
後は岸寄りを曳けばブラウントラウトの確率は高まりますし、水深20mのブレイクを意識して沖目をトレースすれば、レイクトラウトの確率が高まります。
セオリーではありませんが、ホンマスがレイクトラウトと同じ、水深20mのボトムに着くこともあるようです。
実際この日も、達人がボトムをトレースしてホンマスを引き出していました。
ヒメマスは姿が変わる
ヒメマスはこの時期、産卵を控えてセッパリの赤みが強い、超ワイルド個体に変化します。
残念ながら今回は掛けることができませんでしたが、来年以降はシーズナルパターンに組み込んでみたいと思います。
今年は金谷ワンドが禁漁にならなかったので、専門的に狙えばワイルド個体に出会える確率は高いようです。
キャスティングがいた!(前回に引き続き2回目)
今回もショアからのキャスティングが、4名確認できました。
フライ3名、ルアー1名。素晴らしい根性ですね。
ルアーであれば、ショアから届くレンジにレイクトラウトが結構いましたので、可能性は充分あったと思います。
ライズの正体は?
湖面に広がるライズの正体を聞いて、愕然としてしまいました。
湖上に落ちているカメムシを中心としたテレストリアルを食べているのは、何とウグイとサービスフィッシュだそうです。
ホンマスの2~3年魚ではないようなので、キャスティングの方は惑わされないようにしてください。