銀毛の気配が全く無かった2014年6月末の中禅寺湖トローリング釣行から3週間。
状況が変わり、ホンマスのナイスコンディションが出ているとのこと。
あれほど沈黙していたホンマスが、どこから湧き出ているのか。
この目で確かめるべく、レイクトローリングでいざ実釣です。
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まずは山側からチェック
朝4時半、出船。
水温は20.4度。前情報がほとんど無い中、過去の実績から山側の沖目に狙いを絞り、流し始めます。
前竿は12m~14m出し、後ろ竿のレッドコアは60ヤード~70ヤードあたりをメインに。
ルアーはよくわからないので、後ろ竿はオリジナル角(無垢・貝貼り、いずれも長さは6cm弱)、前竿はシルエットを変えて小さめのオリジナル角とGMルアーからスタートです。
カナダ藻が浮遊していることもあり、いずれもドジャーを付けてルアーを振ります。
いつシンクロがファンファーレを鳴らすかと期待しながら流しますが、辺りがすっかり明るくなっても反応が出ません。
これは…場所を外したか…。
不安になっていると、大日岬沖で前竿にジジジーッ!
ついにホンマスか!と期待しながら巻いてきますが、正体は55cmほどのレイクトラウト。
やはり、狙っているレンジが違っているのでしょうか。
ついに本命のホンマス
前竿、後ろ竿ともに細かく出しを調整しながら、流していきます。
どこかに当たれば、何かしらヒントが掴めるのですが。
しつこく山側をターンしながら少し沖目を流していると、ついにジジジジジーッ!
この当たり方はホンマスだ!と確信しながらファイト。
かなり首を振りながら突っ込もうとします。そこそこ良いサイズのようです。
無事キャッチしてみてビックリ。
体高がある46cm。久々に会えたホンマスが、こんなナイスコンディションだなんて!
2013年の中禅寺湖最終戦で獲ったホンマスと、同じサイズです。
今までどこにいたのでしょうか。
続けて48cm
レンジのヒントを掴んだので、近辺に合わせていきます。
あとはどのルアーが当たりなのか…次のヒットではっきりします。
同じように沖を流していると、またしてもジジジジジーッ!
今度もかなり首を振って走っているようで、ファイトの感じではかなり良いサイズです。
慎重にやり取りし、ネットイン。
この体高…ついに50cmオーバーかと思いましたが、計測すると48cm。
このコンディションのホンマスは、私自身としては初めて見ました。
美しく、逞しい銀色の魚体は、思わず見入ってしまいますね。
ナイスコンディション連発
ここまでの2本、いずれもヒットしたのは貝貼りの角です。
恐らく当たりルアーは貝貼りだということで、全てのルアーを貝貼りにチェンジします。
山側とも国道側とも言えない、湖のど真ん中に近い沖目。
前竿、後ろ竿ともに、細かく出しを調整しながら往復し、数を稼いでいきます。
午前中だけで、48cmを筆頭に8本。小さくても42cmと、型が揃いました。
本当に、今までどこにいたのでしょうか。
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午後は3本
なんとかホンマスだけで10本超えを狙うべく、昼食後すぐに出船。
夕方になるにつれて、ヒットレンジは段々浅くなってくるのではとの憶測で、細かく出しを調整しながら流してみます。
午前中のような連発を期待していたのですが、アタリが1回出ただけで掛かりません。
連発した山側沖や、国道側の良さそうなポイントも曳いてみますが、無反応。
何かがおかしいということで、アワビシートの色を変更してみます。
ホワイト系から、グリーン系のシートを貼ってある角にチェンジ。
すると、今までの沈黙が嘘のように反応が!
立て続けに3本。
型は42cm~44cmと午前中ほどではありませんが、いずれもコンディションが良いホンマスです。
カラーチェンジ前と後で、流すレンジはほとんどいじっていません。
ルアーカラーだけで、ここまで違うとは…。
今回も沢山勉強…振り返り
結局、ホンマスはトータルで11本。
48cm、47cm、46cmx2、44cmx2、43cmx2、42cmx3と、型が揃いました。
午後は1回アタリがあってから、長い間沈黙の時間がありました。
"アタリが出るのに乗らないなら、カラーチェンジ"というルアーフィッシングの鉄則に沿っていれば、もっと数を出せたと思います。
その他は今回外道だった、レイクトラウトが2本(55cm、60cm)でした。
レイクトラウトも、かなり沖目の中層で食ってくるのですね。
数は少ないものの、コンディションは最高
ホンマスの数は少なく、魚探にもほぼ映りませんので、動きを読みながらのゲームになると思います。
釣れればどの個体も、最高のコンディションとファイトです。型も揃っていますので、是非皆さんも聖地へ足を運んでみてください。
メインの狙い所は11m~12m前後
まだ完全なサーモクラインはできていないと思いますが、過去の経験や達人たちとの話から、この時期ホンマスのレンジは11m~12m前後になるようです。
レンジが定まってきたので、絶対数は少なくても掛かりやすくなったと言えますね。
時間帯によって反応レンジに差があり
メインのレンジは当然チェックなのですが、時間帯によって反応レンジは相当に乱高下するようです。
特に朝のうちはもっと上を狙った方が良いというアドバイスをいただきましたし、日中になるにつれてレッドコアは90ヤード近辺でヒットが連発した時間帯もありました。
ルアーキャスティングの考え方と一緒で、魚がその時反応するレンジと魚の泳層は、必ずしもマッチするわけではなさそうです。
反応が無ければ、細かく出しを調整してあげないといけないのですね。
"貝貼り"と一括りに考えてはいけない
今まで"貝貼り"と一括りに考えていましたが、貝の色でここまで釣果が変わってしまう経験をしたのは初めてでした。
午前中はホワイト系で連発しましたが、午後はグリーン系で連発。
色々なカラーと模様で貝貼りの角を作っておかないと、細かい状況変化に対応しきれませんね。
ドジャーが有効
その日によっても違うと思いますが、今はドジャーが有効のようです。
湖にはカナダ藻系の長い水草が浮遊しているので、素曳きだとルアーに藻が引っ掛かってしまうようです。
誘い方も、今は泳ぎの中でバランスを崩してあげた方が良いようです。
良型で綺麗な魚だね〜!必ずキャスティングで釣ってやる(^^)
Posted by N@O / 2014年8月1日23:11