消化不良の2015年中禅寺湖キャスティング釣行ファーストゲームから、2週間。
この間、積雪や雹、突風、雷など様々な自然条件が重なっていた中禅寺湖。
最大で98cmのレイクトラウトが釣れていたようですが、全体的には割と落ち着いている印象です。
リベンジするべく挑んだ第2戦、果たしてレイクトラウトは応えてくれるのでしょうか。
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いきなり洗礼
午前4時過ぎ、現地到着。
強い風が吹いているので、車中でしばらく待機。
明るくなってきたところで様子を見てみると、湖上は西風強風で白波だらけになり、まるで川のようになっています。
天気予報サイトで状況をチェックしてみると、風速は何と14m。しかもこの風はどうやら、前日の夜から吹いているようです。
ホテルコタン「中禅寺湖畔コタンの桟橋 4月15日」
仕方が無いので、しばし仮眠を取ります。
調査するも、異常無し
午前8時過ぎ、ようやく風の合間を縫ってキャストできる状況まで落ち着いてきました。
早速準備し、打っていきます。入った場所は先週と同じ、丸山周辺です。
ルアーはロデオクラフト・M.T.レイクス77・23g。
西~南西の強い風に打ち勝つべく、ウェイトを上げて勝負していきます。
何かしらヒントを探すべく打っていきますが、生体反応は全く無し。
この日もアングラーは多めでしたが、見渡してもキャッチしている方はいないようです。
そして時間は過ぎていく…
お昼前、あれほど強かった西風は、いつのまにか東風に変化。
強さも許容範囲。気温も上がり、良い陽気になってきました。
ずっと"ボーズ"の3文字が頭をよぎっていましたが、この回復具合であれば、必ずどこかで食い気に走る時間帯が来るはずです。
時合が来ることを信じ、昼食後は大崎~金谷ワンドの間をラン&ガンしていきます。
女神は2度、微笑んだ
良さそうなポイントは既にアングラーが入っているので、その間に入って打っていきます。
反応が全く無いまま、風裏になった金谷ワンドまで到達。しばし粘ってみますが、ここもやはり無反応。
"多分、今日の感じだとここの場所じゃないな…。"
残り時間はありません。直感を信じて一気に歩いて戻ってきます。
16時20分頃、どうしても気になっている12番周辺を再度チェック。
一瞬止んだ風の合間に、ロデオクラフト・M.T.レイクス67・16gにルアーチェンジ。
シルエットを落として遠投します。
2-2-5からシェイク付き2-2-3。
スピンスライドフォールの着底寸前で、ついにファーストバイト!
文字通り、救いの1本。
メジャーを忘れる失態をしましたが、推定40cm台前半です。
仮説を立てて場所に入り、1投目で答えが返ってくると、このサイズでも嬉しいものです。
ついに時合かとマシンガンキャストを繰り返しますが、反応はこの1本だけ。
再び移動をしていると、すれ違った漁協のおじさんから「あそこでレイク出たみたいだよ。」と情報が。
まだ食い気が立っていることを期待し、最後に選んだポイントはポンプ小屋周辺。
時刻は17時40分。最後の勝負です。
弱い東風の中、ロデオクラフト・M.T.レイクス77・19gを遠投。
グリーンゴールド、赤金と入れて反応無し。ならばと目先を変えて、23gのパールレインボーにルアーチェンジ。
2-2-5から2-2-3、最終セットにシェイク付き2-2-3…ゴンッ!
してやったり!アッパーフッキングでファイト開始!
1本目よりはサイズが多少良いようで、トルクがあります。
ファーストブレイクの延長上で掛けてしまったので、寄せてくる途中でギギギッとリーダーが擦れる感触が手元に伝わります。少し緩めて浮かせ、またリトリーブ。
ヒヤヒヤしながらキャッチしたのは、推定50cm台後半。
シーズン初期なので若干スリムですが、体色が濃い、カッコイイ個体です。
良い流れが来ているのでまだまだやりたかったのですが、撮影後は自動的にタイムアップ。
ラスト2時間でなんとか固め打ちして、第2戦を終えました。
2015年シーズンの出だしは苦戦続き…振り返り
リベンジするぞと意気込んでいたのですが、危うく返り討ちに遭うところでした。
個人的に毎年、この週は良い結果が出ません。
解禁後一通り叩かれ、外的コンディションも上昇前なので、厳しい時期なのかもしれません。
…そう分かっていても、行ってしまうんですよね。
ちなみに今回使用したスライドスプーンについては、下記コラムで徹底解説しています。
こちらも是非チェックしてみてください。
M.T.レイクスの特長や使い方については、下記コラムで徹底解説しています。
目まぐるしく変わる自然状況
どうやら解禁以降、積雪や雨などで水量は増えているのですが、水温が下がっているようです。
そのため活性が落ちているようで、確かに速い攻めには反応が鈍いイメージでした。
食わせの範囲が狭い?
増水と水温変化のせいか、反応する範囲が非常に狭い印象でした。
同じルアーでもカラーが違えばバイトすら出ませんし、さらに完全に下でも無く、逆にどんどん浮いて追ってくるわけでもありません。
たまたまだと思いますが、私の攻め方だとボトムから50cm~1mほど浮かせた範囲内が、食わせのボリュームゾーンだった気がします。
恵まれた?天候
朝方はロッドが振れないくらい、強い西風でした。
15日の夜から続いたこの風で、湖はそこそこかき混ぜられたようです。1日を通して浮遊物が沢山ありました。
白根山から吹き下ろす西風強風は水温を下げていた可能性があり、午後の穏やかな東風は、逆に水温を上げた可能性があります。
16時の時点で岸際の水温が6度近くあったことを考えると、ヒットした時間帯に食い気が立つ条件が揃っていたと考えられます。
ハイシーズンは、まだまだこれから
自分の中で納得できる結果が出せませんが、そもそも中禅寺湖のトラウトたちが活発に行動し始めるのは、5月からです。
何も焦ることは無いのです。
訪れたチャンスをしっかりモノにできるよう、色々考えて次回の作戦を立てたいと思います。
いやいや、タフなコンディションですねー(^_^;)
でも、勝負所で集中を切らさずキャッチするのは流石!!
Posted by N@O / 2015年4月21日00:28