初の試みとなった、中禅寺湖マス類標識放流調査から約2週間。
酷かったターンオーバーが終わったとの情報もあり、いよいよキャスティングシーズンのクライマックスが近付いてきています。
今年は陸も水の中も季節進行が早く、またワカサギも解禁日からずっと大量発生中とのことで、パターンがいまいち掴めません。
季節的にはそろそろトップウォーターとなりますが、果たして今年は反応してくれるのかどうか、期待しての釣行です。
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スタートダッシュが崩れる
朝はカウントを刻んでホンマス狙い、日中セミの予定でスタート。
ルアーキャスティングでホンマスを狙うなら、朝一番が最大のチャンスであることは分かっていました。
当然、朝4時ちょうどの出船を狙っていましたが、準備がうまくいかず40分遅れでスタート。
この時点で、既に終わっています…。
どうにも諦めきれないので、とりあえず大日の尾根まで一気にボートを走らせ、ロデオクラフト・M.T.レイクス67・16gでカウントを刻みます。
時折ホンマスのライズが起こりますが、基本的には天気が良い上に無風という、絶好の観光日和…。
続いてムジナ窪沖に移動し、同様にカウントを刻みますがノーバイト。
失意のまま、ホンマス狙いを終了します。
トップウォーターも大不発
セミがそこかしこで鳴き始めた午前8時過ぎ、トップウォーターを試すべく岸際を打っていきます。
湖面に時折落ちてはいるのですが、捕食シーンは見られません。
それでも反応を期待して丁寧に打っていきますが、ノーバイト。
期待していたゲームがことごとく成立せず、既にココロが折れそうです。
レイクトラウト狙いも大不発
仕方が無いので、午前10時前からレイクトラウト狙いにシフト。
そろそろ沖目のボトムにもやる気のある大きい個体が回遊し始めるはずなので、ディープレンジメインで1発を狙っていきます。
フランスの尾根、14m~20mのボトムを攻めていると、同船者にスーパーストライク!
ドラグを引き出されて楽しそうにファイトしますが、途中で無念のスッポ抜け。
リズムが出来ない時は、本当に全てがうまくいきませんね。
その後バイト無く、午前中の釣りを終了します。
午後は釣り自体を切り替える
午前中の状況とリズムを考えると、午後もほとんど期待できそうにありません。
ここで熟慮した末、釣り自体を切り替えることにします。
トローリングにスイッチし、ホンマス狙い。気分もリズムもリセットしてみます。
果たして夕方、ホンマスのバイトをどれだけ引き出せるでしょうか。
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スイッチ大成功!
15時前、仕切り直して出船。
まずはムジナ窪沖を中心にサーチします。
クリアに戻った湖水状況を考え、無垢の角を中心に、時折貝貼りをセレクト。
2014年9月4日の中禅寺湖釣行時に、GMルアープレゼントでゲットした角もセットします。
レッドコアは40ヤード、50ヤードでスタートします。
ムジナ窪~大日岬~松ヶ崎を流して、ポツポツとホンマスを確保。
みな20cm台~30cm台ですが、割と素直に反応が出ます。
そのまま国道側に抜け、引き続き調査。
ここで漁場調査の後にお目にかかった、ロデオクラフトの阿部さんからいただいたアドバイスを自分なりにアレンジして実践してみます。
場所は丸山沖。
左手に岸を見ながら、大尻方面に直進。ホンマスと思われる魚影が突然現れます。
前竿は棚が合っていましたが、バイトせず。
チェイスはしていると仮定し、やや右舷に方向転換して沖目に向かって直進。
緩やかなフォールから巻き上げに入った時、狙い通り右舷の前竿がグググッ!
してやったり!で30cm台のホンマス確保。
そのまま構わず、沖目に向かって直進。
左舷のレッドコアがボートと平行になり、先ほど反応が出ていた場所付近で角のトレースコースが変化したと思われた直後、ズドンッ!
左舷のレッドコアに、ホンマス45cm。
まさに狙い通りの、完璧な展開。
今思い出しても密かに大興奮してしまう、1アクションで2尾美味しいスーパーストライクでした。
19時までホンマスのバイトは続く
その後も国道側を中心に様々なことを試み、19時のストップフィッシングまでホンマスのバイトが出続けます。
実際のトロールは15時前から19時まででしたが、確保できただけで10本以上のホンマスと、1本のレイクトラウト、1本のヒメマスで終了。
バイトはキャッチできた本数以上にありましたので、ワクワクしながらトロールすることができました。
ホンマスは相変わらず50cmオーバーに出会えないオチが継続して付いていますが、実績ある方たちの最高のルアーと的確なアドバイスのお陰で、夕方のみにしてはまずまずの釣果で終了することができました。
感謝、感謝です。
色々あった1日が終了…振り返り
午後にトローリングへスイッチしてからそこそこ良くなりましたが、午前中のキャスティングでは見事ボーズになってしまいました。
釣る人は釣っていますので、力量不足を痛感します。
今回試せませんでしたが、このような状況下で有効な攻め方も、何種類かあるようです。
来シーズンに向けて、粛々とタックルを揃えたいと思います。
ルアーキャスティングはワカサギの動きがターニングポイントに?
解禁日から続くワカサギ大量発生は、まだ続いています。
加えてウグイも産卵のため、かなりの数が岸際に押し寄せています。
魚は相変わらずファーストブレイク近辺に濃くいますが、皆さんここを攻めているので、相当にスレています。
フライは釣れていますが、ルアーがいまひとつな原因の1つが、どうやらここにあるようです。
ベイトの動き次第で魚も散り始めるはずですし、もっと餌を捕りにアクティブに動き回るはずです。
ルアーキャスティングが再び活況を取り戻すのは、岸際にいるベイトの動き次第と言えるのではないでしょうか。
クマ出没注意
上野島付近でクマが出没したとのことで話題になっていますが、現地の方の話によると、国道側でもクマは出ているようです。
いくつか岸釣りの方へのアドバイスをもらいました。
- 熊鈴は付けること。
- 山側で多く出没する場所は、上野~大日岬の間。
- 夕方は少し注意が必要かも?
- クマの生息地域に人間が入っていく、という意識を忘れないようにしましょう。
後日、山側では小熊の出没情報が相次いでおり、ついに松ヶ崎で食料が入ったバッグを取られてしまったようです。
- レークオカジン「湖畔の様子 5月28日」
- レークオカジン「湖畔の様子 5月28日-2」
- レークオカジン「湖畔の様子 5月29日」
- 下野新聞 5月30日「湖畔歩く姿撮影 日光・中禅寺湖でクマ目撃相次ぐ」
先述の記事にも書かれていますが、人の食べ物の味を知ってしまったので、また同じことが起こる可能性は大いにあると思います。
熊鈴はもちろんですが、実際に遭遇してしまった時のために、熊よけスプレーもお守り代わりに携帯しておくと良いと思います。
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カウンターアソールト CA230
ちなみに、26日に山側に入っていた多くの方は、渡船を利用していたようです。
渡船だと、何かあってもすぐに助けを呼んで戻ってくることができるという安心感もありそうですね。