またしても50cmオーバーのホンマスが出た前回の中禅寺湖釣行から、1週間。
いよいよ、例年デカホンマスが出ると言われる7月の後半戦に突入です。
今シーズンは、解禁当初からコンスタントに大きいホンマスが出ています。
例年とパターンは全く違いますが、やはりこの時期は胸が高まります。
さすがに3戦連発は無いにしても、良い釣りはできるのではないか…そんな思惑の中で臨んだ第9戦。
果たしてどのような結末になったのでしょうか。
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信念を持った速曳きスタート
午前3時過ぎ、現地着。
駐車場では、既に聞き覚えのある声が沢山聞こえます。
毎度釣果情報を賑わす、ご常連様勢揃いのようです。
今日も何かが起こりそう…そんな期待感溢れる空気の中、午前4時過ぎに出船です。
スタートのシステムは、前日情報では良くないと聞いた速曳き。
それでもやりたかった理由は、経験値の蓄積と、改良版のテストのためです。
船速は4km/h~4.5km/hを基準に、湖の状況を見ながら曳いていきます。
おかしい、魚がいない…
栂沖から流し始めてすぐ、ちょっとした異変を感じます。
"魚が薄過ぎる…。"
先週までウジャウジャいた魚たちは、いったいどこに行ってしまったのでしょうか。
水温はほぼ変わっていませんが、ポツポツの魚影しかありません。
とりあえず、湖全体のサーチを兼ねて流していきます。
セオリー通りで出るも…
栂~八丁~上野~大日~大日ワンド~13番~丸山~西六番~フランス…
どんどん流してきますが、どこも魚影が薄く、狙い所を絞ることができません。
レイクトラウトは15m~20mに出てきますが、狙いはホンマスなのでオールスルーです。
先週と同じレンジにポツポツと魚はいますので、レンジを合わせてあげるとたまに掛かるのですが、いまいち再現性がありません。
速曳きはやっぱり外したな…と思いながらも、練習を兼ねて流し続けます。
途中風向きが変わり、色々な変化を感じ取ってフランスの尾根にセオリー通りのコースで入っていくと、ファイト中にワカサギを吐く40cm弱のホンマスが掛かります。
捕食に走る群れをたまに見つけ出してはいますが、本命のデカホンマスを探し出すことができません。
参考までに吐いたワカサギのサイズを測ってみましたが、約6cmほどのようです。
いつものシステムにスイッチするも…
午前7時半頃、いつものシステムにスイッチ。
船速を3km/h~3.5km/hまで落とし、ドジャーを付けてルアーを振ります。
藻を含めた浮遊物はほぼ見られませんし、水はだいぶ良くなってきていますが、それでも透明度は数mといったところ。
前竿はいつもの10m~13m狙い、レッドコアは55ヤード~60ヤードと、気持ち深めに入れます。
いまいちどの攻め方も再現性が無いので、棚をバラして様子を見続けますが、反応はポツポツ。
掴みきれないまま、午前の部を終了します。
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午後の部も大撃沈
すっかり北東風になった午後。
15時頃、もう一度コースを取り直して流していきます。
他船の動き、水中の変化、魚探から見える情報を総合し、コースを取っていきますが、反応は相変わらず薄めです。
何かヒントが欲しいのですが、棚取りを変えても、ルアーを変えても反応はシビアです。
長い沈黙を作ってしまい、辛い時間が過ぎていきますが、その中でも嬉しかった出来事がありました。
小さいながらも、ニジマスが元気にアタックしてきてくれたことです。
稚魚放流の個体と思われますが、ヒレの欠損などが全く無い、綺麗な魚体でした。
中禅寺湖で綺麗なニジマスを釣ってみたいと思っていましたが、思わぬ形で出会うことができました。
夕方になり、思い切って岸際の水深20m付近、中層8m~9mを曳いてみると、チビホンマスが4本連発。
しかしそれも再現性が無く、一過性で終わってしまいます。
いまいち魚を効率的に探し出すことができず、また打開策もあまり分からず、そのまま第9戦が終わりました。
季節変化への対応力が課題…振り返り
達人たちのお話を総合すると、どうやら季節の変わり目に入っているようです。
例年よりも早く変化しているようですが、その中でも状況を見ながら結果を出していく対応力は、経験が成せる技でしょう。
攻め方のヒントもいただけたので、今度同じ状況になったら…頑張ります。
50cmオーバーのホンマス、出ています
名人艇は、本日もやらかしていました。50cmオーバー2本は凄すぎです。
午前と午後で1発ずつ出たようです。
ここだけの話ですが、午後の1発は、私と併走中にヒットさせていました。
正直、おこぼれが欲しかったのですが...。
詳細は、ます尾さんのブログをご覧ください。
ところで、N氏先輩て何デスカ…?(笑)
「見えないモノを見る力」のアップが課題
名人に軽くインタビューしてみましたが、私が追従できなかった点は、ずばり「見えないモノを見る力」だったようです。
ポイントとなったのは、主に3つです。
- レッドコアの棚取り力
どうも私が思っていた棚と実際にトレースしている棚は、少し差異がありそうです。
チャートを作り直して、細かく出しを調整しながら検証を重ねていく必要があるようです。 - 魚探を裏切る力
見えないレンジに、見えない魚が潜んでいるかもしれない…その想像力と、実際にそこへ送り込む勇気。これが、この日のキーポイントの1つだったようです。 - 魚を見つけ出す力
魚が薄く散っていても、どこかに可能性の高いエリアはあるようです。それを探し当てる力が、まだまだ足りません。
釣れる時はイージーに釣れてしまいますが、釣れない時にどうゲームを組み立てていくのか。
もっともっと柔軟に、創造性を持って、大胆に攻めていく必要があるようです。
「景品プレゼントダービー」引き続きやっています
レークオカジンでは現在、各魚種、尾叉長でのサイズ規定を設け、突破した方にはくじ引きで豪華賞品が当たる企画が開催されています。
まだまだ豪華賞品は残っていますので、是非みなさんもチャレンジしてみてください!