気がつけば5月も中旬。2017年4月27日の中禅寺湖釣行から、3週間が経ってしまいました。
湖はハイシーズンに突入し、いよいよキャスティングゲームの最盛期を迎えています。
今シーズンの私のキャスティングゲームも、残りわずか。良いゲームを期待したいところです。
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久々のボートキャスティングゲーム
午前5時前、出船。
予報によると、風は終日穏やかで、午後から雨模様。
午後はどうなるかわからないので、午前中のうちに勝負を決めておきたいところです。
丸々1日のボートキャスティングは、今シーズン初。期待に胸が高まります。
気合いが空回り
西風が弱く吹く朝。まずはミノーイングでサーチしていきます。 時折ボイルが起こりますが、型は小さそうです。
レークオカジン前、大尻と打っていきますが、何も起こりません。
時間経過とともにスプーンも打っていきますが、相変わらず何も起こりません。
この時期はいつも、周りを見ればどこかで魚をキャッチしているボートがいるのですが、それも見られません。
やがて風が収まり、無風の時間が多くなってしまいます。
それでも食物連鎖が活発であれば期待が持てるのですが、ユスリカのハッチですら見られません。
おかしい、何かがおかしい…。色々考えながら様々な場所を移動し、探っていきます。
午前中唯一の明確なバイトは、国道側を打っていた時に12番周辺で出た一度のみ。
ボートポジションは水深10m前後。ロデオクラフト・M.T.レイクス77・15g、レッドS字を、等深線を意識しながら遠投。
着底から弱めのフリップを1回だけ入れて、2-2-3-5からの超ロングスライド中に、ココンッというチビホンマスっぽいバイト。
当然のように合わず、その後すぐに仕掛けた次のアクションにも、食ってくることはありませんでした。
ボーズ覚悟の午後
14時頃、午後の部開始。
昼時に少しだけ出ていた風も収まり、再び微風、時々凪になってしまいます。
予報では雨となっていましたが、なぜか良いお天気に。なかなかに厳しくなってきます。
湖全体を飛ばしまくり、主要な岬を中心に打っていきます。
大日の尾根、五大尊、三角、砥沢…ミノーとスプーンを打ちまくっていきますが、反応は全くありません。
ホンマスと思われる沖のライズも狙ってみますが、これも全く駄目。
せめて、風さえ吹いてくれれば…。
時間だけが経過し、段々とボーズの3文字が頭をよぎってきます。
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気合いと根性で確保
17時半を回り、いよいよラスト1時間強。最後の心中場所を決めなければなりません。
迷った挙げ句、状況を見て出した結論は12番か大崎。山側から国道側に向けて、全速力で飛ばします。
ここまで追い込まれたら、目標はまず魚の確保。サイズは二の次です。
遠くから見ると12番周辺が空いていたので、午前中バイトがあった方向からインすることにします。
バイトが無いまま18時を回ると、突然そよ風のような南東風が吹き始めます。
ほどなくして、それまでほとんど見られなかったユスリカが、ポツポツとハッチを始めました。
これは湖に少しスイッチが入ったかも…気合いを入れ直して打っていきます。
時間も無いので難しいことはせず、素直にボトムを叩いていきます。
ルアーは、ナック・フェイクベイト18g。着底後、フリップからジャーク、時々トゥイッチで誘っていきます。
ボートポジションは水深12m。狙いのブレイクをトレースできるよう、沖に向かって斜めに打ち込みます。
着底後、トゥイッチ2回、1ピッチジャーク2回の変則セットで流していると、ついにゴゴンッ!
レイクトラウト31cm。サイズは小さいですが、ありがたき1本です。
こうなると欲が出るので、2本目が欲しくなります。
同じように狙いのブレイクを斜めに打ち込み、沖から岸に向かって誘います。
着底後、トゥイッチと1ピッチジャークを織り交ぜて誘っていると、同じようにゴゴッ!
レイクトラウト40.5cm。少し成長しました。またまたありがたき1本です。
こうなるとまたしても欲が出るもので、3本目が欲しくなります。
場所を少しずらして、同じように斜めに打ち込んで岸に向かって誘ってくると、ゴゴッ!
しかし先ほど釣った2本でケプラーが傷んでいたらしく、フックだけが切れてキャッチならず。
さらに同じように打ち込んで誘っていると、ゴゴッ!
今度こそとフッキングしますが、ファイト中に抜けてしまいました。
短い時合が終わり、タイムアップ。
結局、チャンスはありながら2本のキャッチで終了してしまいました。
サイズは小さかったですが、最後に出てくれて本当に良かったです。危ない危ない…。
苦しすぎた5月の初戦…振り返り
ハイシーズンなので色々な釣りが楽しめそうと思っていましたが、全てがうまく行かず、相当に焦りました。
風が無いと釣りはしやすいのですが、湖の動きが止まってしまい、釣りづらくなってしまいますね。
前日はそこそこの条件だったようですが、分からないものです。
魚は岸寄りや水面を意識
ワカサギ接岸にともない、トラウト達は岸際を強く意識していますね。ホンマスも虫を追って、表層付近をうろうろとスクールしています。
偏食もあってなかなか難しいのですが、いよいよ生命感溢れる季節になってきています。
水の濁りは解消傾向
一時は酷かったという水の濁りですが、徐々に解消傾向になってきています。
ヒメマス以外の魚種は、クリア過ぎず、釣りやすい水色になってきていると思います。
ヒメマスは、もう少し濁りが取れないと厳しいとのことでした。
湖全体のおおまかな水温
- 大尻~国道側一帯:朝7.5度~最高8.8度前後
- 砥沢~大日岬:朝8度ほど~最高9.1度前後
山側の方が、全体的に水温が高めでした。
いや〜鏡の様な湖面・・・・
厳しい状況でしたね。
それでも魚を引き出す。手練手管、さすがです!!
Posted by N@O / 2017年5月23日00:09