トローリングとキャスティングの二毛作だった2017年6月1日の中禅寺湖釣行から1週間。
体力勝負ですが、ハイシーズンなので頑張って出撃です。
先週は自作の角で魚をキャッチし、セミルアーキャスティングでも綺麗なニジマスに出会うことができました。
味を占めた今回も、トローリングとキャスティングの二毛作で勝負をすることにします。
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まずはトローリングでチェック
午前4時、出船。狙いはホンマスです。
まずは前回良かった山側のコースから、トローリングでチェックしていきます。
水温は12度と、先週から一気に1度以上もダウン。
週末の天気の崩れで湖がかき混ぜられ、状態が少し変わったようです。
状況は状況ですが、時期的要因も考えて、あえて前回よりも船速を上げて勝負してみます。
ルアーは4km/h設定のGMルアーワカサギ魚皮貼り、そしてオリジナル角をチョイス。これが吉と出るか凶と出るか―。
まずは15ヤード、船速3.6km/hで幸先良くジーッ!
胸ビレが欠損した、30cm台の放流ニジマス生き残りでした。
すぐにリリースして、今度は20ヤード、船速3.8km/hでジーッ!
30cm台のホンマスでした。これも素早くリリースして流し直しますが、反応が止まってしまいます。
やはり船速を上げた勝負は失敗だったか…。
タックルを変えていつもの船速に戻しますが、レッドコア30ヤードでホンマス、前竿のオリジナル角貝貼りにヒメマスが1本ずつ掛かったのみ。
ここから、長い長い沈黙の時間がスタートすることになります。
文字通りのノーピク
辺りはすっかり明るくなりました。パターンがいまいち分からないので、湖を一周してみます。
気象状況を見ながら棚とルアーを変えていきますが、なかなかバイトまで結び付けることができません。
色々やりながら曳き倒してみますが、時折凪になってしまう不思議な風もあり、見事なノーピク。
これは相当にまずい状況です。
セミルアーにゲームチェンジ
時刻は午前10時過ぎ。
あまりにもホンマスが掛からないので、ここでトローリングをやめてセミルアーキャスティングにチェンジすることにします。
まずは、松ヶ崎周辺からチェック開始。
水量が少し増えたようで、雰囲気あるオーバーハングができています。
早速キャストして、シェイク&ポーズ…ゴボッ!
反応は良好ですが、型が小さいのかシケイダーを食べ切ることができないようです。
流しながら打っていきますが、このストレッチではキャッチできず。次のストレッチに移動します。
気付けばいつの間にか南東風になり、体感温度も上がって来ました。
ユスリカなど小さい虫もハッチ。セミも落水し、湖に雰囲気が出てきました。
ショアアングラーを避けて入ったストレッチ。良い魚が出そうなポイントを中心に叩いていきます。
オーバーハング、ブレイク形状の変化、風当たり…良い条件が重なっていると感じたスポット。
そのファーストブレイク近辺に、シケイダーをキャストします。
シェイク&ポーズ…"グォヴォッ!"
"お、ブラウンが腹を見せて横走りした…シケーダーは、無い!…よし、アワセよう!"
素早く脳内で指差し確認をして、巻きアワセからのアッパーフッキング!
ドンッとロッドに重みが乗り、ファイト開始!
トルクフルに突っ込む魚をいなし、まずはフッキング位置を確認。
バーブレスなので気が抜けません。
フロントフック1本でしたが、上アゴにガッチリ掛かっています。
これはバレないと確信し、余裕を持ってネットイン!
ブラウントラウト57cm。
狙い通り!先週2017年6月1日の中禅寺湖釣行時に使用したものと同じビッグシケイダーで、納得できるサイズを獲ることができました。
遅ればせながら、これが私の今シーズン初ブラウントラウトです。
やっぱり、オスのブラウントラウトはカッコイイですね!
このサイズのワイルド・ブラウントラウトがトップウォーターで釣れてしまうのですから、もうやめられません。
アドレナリン大放出で、バイブス上がりまくりです。
写真を見返したら、58cmあったかもしれないですね。まあ良しです。
気象条件から打つ面を絞り、その中で良い魚がストックされていそうなピンスポットを見つけ出し、風の向きと強さからボートポジションを計算。落とす場所を決め、その日のアクションパターンを見つけ出し、バイトさせる―。
ボートキャスティングの醍醐味が詰まっているゲームなのかもしれません。きっとミノーイングも同じなのでしょうね。
その後も追加を求めて良さそうなポイントを打っていきますが、30cm~40cm台前半クラスがバイトするのみ。
ここぞというスポットは必ずと言って良いほど反応がありましたが、キャッチまでには至りませんでした。
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午後は曳き倒し
昼食と仮眠後の午後。
最後のチャンスを求めて、トローリングで心中する覚悟を固めます。
風は北東風に変わり、辺りは霧に覆われてしまいます。
一時は高かった体感温度もどんどん下がり、駄目な雰囲気に。
時折凪になったり、南西風に変わったり、風向きも一定せず。
ノーピクのまま、時間だけが過ぎていきます。
終了が見えてきた18時半過ぎ。
一か八かでセットしておいたレッドコアに、突然のバイト。
ラインアラームすら鳴らず、型が小さいことは分かりましたが、上げてみるとホンマスでした。
サイズこそ30cm台ですが、なぜかコンディションが良い個体です。
これが掛かるということは、もしや、こういうこと…?
新しく仮説ができてしまいました。次回以降、引き続き検証です。
ちょっと渋い?…振り返り
トローリングはもう少し出るかなと思っていましたが、思いのほか渋かったなという印象です。
釣る人は釣っていると思いますが、食い気のあるホンマスの居場所がいまいち分かりませんでした。
最後の魚がヒントになってくれていれば良いのですが。
セミルアーキャスティングは最盛期
前回2017年6月1日の中禅寺湖釣行時は、少しだけ早いかなと感じていたセミですが、今は文字通りの最盛期ですね。
今回は正味2時間程度のゲームでしたが、たくさんのアタックを体験することができました。
魚は岸際にいますので、ショアからアプローチする場合は湖畔にズカズカ立ち入らず、岩陰などに隠れて忍者になってみてください。
やはり季節の釣り、トップウォーターの釣りはやめられませんね。この時期になるとソワソワしてしまいます。完全に中毒です。
ホンマスが爆発するのはいつ?
時期的にはそろそろ上がってくるホンマスの調子ですが、今シーズンはまだ鈍い感じですね。
いつから爆発するのか、今か今かと待っていますが、正解はホンマスのみぞ知る、といったところでしょうか。
最後に釣れたホンマスの様子を見ていると、着き場が少し変かなと感じました。
次回以降、様子を見ながら色々トライしてみようと思います。