ホンマス連敗だった2019年6月13日の中禅寺湖釣行から2週間。疲労と悪い流れをリセットする意味で1週休み、備えてきました。
再戦に際して、頭の中でのプランははっきりしているのですが、実際に湖水状況を見てみないと何とも言えません。
2度あることは3度あるのか―10戦目がスタートです。
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速曳きでスタート
午前4時、出船。プラン通り、前々回と同じ方向に舵を切ります。
思ったよりも増水しており、相変わらず湖水を流さず溜めているようなので、朝方勝負か―最大限に集中して航行スタートです。
レッドコアは40ydsと45yds。ルアーは隠し弾のタイプSTとタイプSZ、ともに船速4.2km/h設定をチョイス。やや速曳きでスタートします。
ホンマスの魚探反応はほぼ無く、コース的に外したかと不安になりますが、時間は待ってくれないので再び強い信念を持ち、進みます。
最初のポイント、2番目のポイントを通過するも、アタリも魚探反応も無し。
ここでさらに沖に舵を切ってしばらく航行すると、午前4時20分。前触れなく右舷の45ydsがジーイーーーーィィィィィ!
うぉーっしゃ来たー!とテンションMAXでしたが、ファイトがちょっと違う…。
まさかの沖ブラウンでした。
なんだとー!と思いながらすぐに撮影し、ルアーのリリースを始めた午前4時25分。リリース時のフォールでまたしても右舷のレッドコアにヒット!
なんだとー!のブラウントラウト2本目。いずれもタイプSZでのヒットでした。
その後も航行を続けますが回遊魚の反応が無く、朝の良い時間帯が終了。またしても敗戦の様相を呈してきます。
予期せず作戦の変更
完全に日が昇ってからは色々な場所を見て回りますが、いずれも回遊魚の反応は薄く、ほぼ打つ手無し。
唯一、ホンマスの魚探反応が出ていた西側のある一帯も、速曳きで通して口を使わず。通過後にすかさず低速用ルアーにチェンジし、フォローで船速を変えて入り直すも、魚影が薄くなり不発。
先々週と違い浮遊物も多く、ノロのような藻や水草がルアーに頻繁に引っ掛かってくるため、ここで素曳きを諦めドジャーシステムに変更。
高速曳きのオプションが取れなくなってしまったので、魚探反応が出ている比較的岸寄りのラインをじっくり通してみると、レイクトラウトがポツポツとヒット。
船速2.8km/h、レッドコアは40ydsから45ydsで、明らかにレイクトラウトと思われる棚を直撃しているわけではないのですが、その下にいる魚が浮いて食ってきているような感じがしました。
結局午前中はブラウントラウト2本、レイクトラウト3本でホンマスの釣果は無し。撃沈の匂いがプンプンしてきます。
ついにホの字に再会
昼食と昼寝後、15時から午後の部をスタート。
魚探反応が濃く出ているラインを探し、高速・低速でしつこく流してみますが、マスではないのか、それとも極度にやる気が無いのか、口を全く使ってくれません。
やはり藻や水草がルアーに頻繁に絡むため、再びドジャーシステムに戻し、ホンマス探しの旅に出ます。
明らかにホンマスだという魚影はたまに現れる程度で、ここからここまでの間で、この辺のラインが怪しいというイメージを持って航行していきます。
レッドコアは片方を45ydsで固定し、もう片方はその上下をこまめに取り直します。前竿は13m出しと12m出しで怪しい棚を決め打ち。船速は3km/hをキープします。
魚探反応はほぼありませんが、信じて航行していた16時25分。舵を沖目に切った直後に13m出しの前竿がグングン入り、ヒット!
小さいですが、私にとっては本当に本当に貴重な1本です。アタリが出た瞬間にこれはホンマスのバイトだと直感しましたが、バレずによく釣れてくれました。
まさに安堵。3戦ぶりの再会、そして勝利です。
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柄モノのヒットは続く
南西の風で時折雨。もっと豪雨の予報でしたがそのようなことは無く、比較的穏やかに航行できます。
グルグルと航行を続け、レイクトラウトはポツポツとヒットしますが、本命は後が続かず。
途中レークオカジンの浩和氏ともすれ違い、電話で情報交換しますが、どうも前日と湖水状況が全く変わってしまったようで、ホンマスは超渋いとのこと。
朝から様子が変なので何となくそんな気はしていましたが、運が無いのはいつものこと。
18時40分過ぎ、前竿に掛かったブラウントラウトにジャンプ1発ブレイクされ、前竿の1本が死亡。
続く18時45分、レッドコア45ydsにすさまじいヒットが出ますが、レイクトラウトの尾ビレにまさかのスレ。これは走るわけです。
ホンマスを狙っているのに柄モノばかり掛かってしまうとは、これいかに…シルバーランナーに最後まで翻弄された1日が終わりました。
久々の再会…振り返り
柄モノはポツポツと掛かりますが、シルバーランナーは相変わらず手強いです。
そんな中で小さいながらも何とか1本出てくれたので、ひとまず連敗を断ち切ったという意味でとても満足しています。
次からまた、流れを作っていきたいところです。
50cmオーバーのホンマス、出ています
前日はGM氏が、50cmオーバーのホンマスを釣っていました。
Y澤氏、SOMAX氏といったホンマスフリークのベテラン勢も当然のように結果を出しており、さすがの一言です。私もあやかりたいです。
柄モノのトロフィーサイズも前日に
93cmのレイクトラウト、68cmのブラウントラウトといったビッグな魚も、前日に出ていたようです。
いずれも堂々のトロフィーサイズですね!こういう魚が出たと聞くとテンションが上がりますし、同じ釣り人として嬉しくなってしまいます。
本当に、本当におめでとうございます!
レギュラーサイズの柄モノの活性は良好
湖水状況が前日からガラッと変わっても、レイクトラウトやブラウントラウトのレギュラーサイズはポツポツとヒットしました。
特にブラウントラウトはいずれも沖目でヒットしましたので、岸際のベイトが一段落したことが伺えます。
反応するルアーの動きが変化?
今回はタイプSTとタイプSZでスタートしてみましたが、結果的にタイプSZのみにヒットが出ました。
先週から先々週くらいまではタイプSTと類似するルアーの動きが良かったようですが、ここに来てその動きは反応が出なくなっているようです。
この先また、その動きに反応する時期は来ると思いますが、色々な引き出しを持っておかないと対応できないなと改めて思い知らされます。