レイクトラウトの猛襲を受けた2022年9月1日の中禅寺湖釣行から、1週間。
どうしたらホンマスが釣れるのか—。頭をフル回転し、過去のデータと併せて作戦を練ります。
狙うホンマスを絞り、なんとか1本引き出したい—2022年15戦目がスタートです。
スポンサーリンク
風雨のスタート
前日から雨が降り続き、東風にもかかわらず風が強く吹き付ける、かなりのバッドコンディション。あまり経験したことのないスタートです。
取り急ぎいつものように複数タックルを組み上げ、午前4時過ぎに出船。
レッドコアはY澤ルアー[G/H/Min]と、オリジナル角貝貼り[W/H/M]をセレクト。それぞれ40yds・50ydsからスタートです。
ダウンリガーはオリジナル角貝貼り[W/H/Min]と、オリジナル角貝貼り[G/H/Min (Type-A)]をセレクト。それぞれ16m・18mでセットします。
船速は3km/hで、すべてドジャー曳き。何かを変えなければ、何も変わらない—先週とシステムをガラッと変えて入ります。
狙いを絞る
今回の狙いは、今年遡上しない越年モノのフレッシュなホンマス。過去のデータから狙いのゾーンを絞り、一気に船を走らせます。
しかしながら、次第に風が強くなり白波が立ちはじめ、4本出しが難しい状況。暗闇のなか、しばらくダウンリガーとレッドコア1本の計3本で航行しますが、船速が定まらず釣れそうもありません。
魚探を見ると、今回も湖のいたるところでワカサギが湧いており、どこにでもエサがある状況。
上の魚探画像では、左側が船の下、右上が船の両サイドを映していますが、真下にも両サイドにも大量のワカサギがいることがわかります。
あまりにもワカサギが濃すぎて魚探がバグり、水深が4.2mと表示されてしまっています。
ベイトだらけでトラウトはほぼ映っていませんが、これがひとつキーになると踏み、あえて"トラウトスカスカゾーン"を曳いていきます。
バイトは少ない
システム的にも狙いのゾーン的にも、前回と比較してバイト数が減少するのは覚悟していました。
とにかくレイクトラウトを避けて、ホンマスを釣りたい—辺りが明るくなってきたタイミングで風がやや落ち着き、4本出しで勝負をかけます。
朝の時合は"ささやか"な感じですが、以下、一覧でどうぞ。
ヒット時間帯 | システム | 魚種 | ヒットルアー |
---|---|---|---|
午前5時32分 | レッドコア50yds | レイクトラウト | Y澤ルアー[G/H/Min] |
午前5時40分 | レッドコア40yds | レイクトラウト | オリジナル角貝貼り[W/H/M] |
午前6時ちょうど | ダウンリガー18m | レイクトラウト | オリジナル角貝貼り[G/H/Min (Type-A)] |
午前6時10分 | レッドコア40yds | ホンマス | Y澤ルアー[G/H/Min] |
午前6時35分 | ダウンリガー18m | レイクトラウト | オリジナル角貝貼り[G/H/Min (Type-A)] |
午前6時50分 | レッドコア50yds | レイクトラウト | オリジナル角貝貼り[W/H/M] |
トラウトの魚探反応はほとんどありませんが、ポツポツとレイクトラウトが掛かることから、このゾーンは活性が高く動いているトラウトが多いのではと判断。
実際1発目のレイクトラウトは60cm台後半、2発目も70cmほどあります。アタリは少ないものの、型の良い魚が掛かっていることから、仮説は間違っていないと確信します。
越年狙い大成功
信じて航行していた午前6時10分。Y澤ルアー[G/H/Min]をセットしていた右舷のレッドコア40ydsがガクガク入り、ヒット!
最近は掛かればレイクトラウトなので、"ぽい"アタリでも信じられなくなってきています。やっぱりレイクトラウトっぽいなあと思いながら巻いてきますが、途中から様子がおかしくなります。
"ん、軽い!こっちに向かって走っている…これは、マチガイナイ!"
2022年7月28日の中禅寺湖釣行以来、5戦ぶりの本命ホンマス捕獲です。
何かを変えなければ、何も変わらない—システムと戦略をガラッと変えたことが、結果的には吉と出ました。
落ちるウロコが若干懐かしくもあり、はかなくもあります。
美しいうえに、スーパーテクニカル。やはり、ホンマスは最高です!
スポンサーリンク
時合後は静か
当然ながら2本目を狙って曳いていきますが、時合終了後はアタリが出ず、静かになってしまいます。
越年するフレッシュなホンマスの可能性が高そうなエリアを見て回りますが、アタリが出ません。
午前9時45分には4本とも素曳きにシステム変更し、ブラウントラウトを狙ってみます。
午前10時55分。オリジナル角貝貼り[Y/H/Min]をセットしていたレッドコア35ydsが元気に入りますが、途中で抜けバレ。
作っただけで実釣テストしていない"変わり種"ルアーでしたが、魚が掛かることがわかって良かったです。
総数としては"つ抜け"ならずでしたが、充分に満足し、午前船にて終了しました。
トライが報われる…振り返り
前回釣行時に、どうしたらホンマスが釣れるのか、ホンマストローラー同士で議論していました。
いつもと違うことをするしかないのでは、との結論でしたが、結果的にうまくいって本当に良かったです。
しかしながら、再現性がないのが近年のホンマスゲーム。次回釣行はどのように組み立てるか、悩ましい限りです。
釣らないように曳くには
岸際も沖も、あいかわらずワカサギの数がとんでもないことになっています。
言うならば"どこでもポイント"状態になっていますが、"どこにでも小・中型のレイクトラウトがいる"状態でもあります。
時合では小・中型のレイクトラウトも越年ホンマスも同じ棚で掛かってくるはずですので、いかに時合でタイムロスしないか(小・中型のレイクトラウトを釣らずに、ホンマスのためにルアーを見せる時間を作るか)が、越年ホンマスを釣るひとつのキーになるはずです。
理屈ではわかっていても、どうやって小・中型のレイクトラウトを釣らないように曳けばよいのか—また頭をフル回転してプランを立てたいと思います。
大ベテランの方々のおかげ
この捕獲をもって、今シーズンは幸いにも6月・7月・9月とホンマスを捕獲できていることになります。(2021年シーズンは6月・7月・8月・9月と捕獲)
シーズン初期に固め打ちするのではなく、季節進行に合わせ釣り方を変えてホンマスを捕獲できるようになってきたことを、自分自身、本当に嬉しく思っています。
これも、会話の節々でヒントやアドバイスをおっしゃっていただける、大ベテランの方々のおかげです。本当に感謝しかありません。
「景品プレゼントダービー」始まっています
レークオカジンでは現在、各魚種、尾叉長でのサイズ規定を設け、突破した方にはくじ引きで豪華賞品が当たる企画が開催されています。
だいぶ減ってきましたが、まだまだ豪華賞品が残っています。是非みなさんもチャレンジしてみてください!