午後の釣りに課題を残した前回2014年5月上旬の中禅寺湖キャスティング釣行から、2週間。
2013年の同時期に釣行した記録を見てみると、水温は2桁。ハイシーズン真っただ中でガンガンにアタリがあり、84cmのレイクトラウトを引き出しました。
今回も同じようにアタリが連発することを期待し、いざ6戦目です。
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まずはホンマス狙い
午前5時、出船。
天気予報は大ハズレ。朝から冷たい雨が降っています。
まずはホンマスを確保すべく、本栂沖からスタート。
水温は6度台。びっくりするほど低いです。やはり雪代の影響でしょうか。
緩い西寄りの風で、ほぼ無風。
ufmウエダのサーフェストゥイッチャーにバスデイ・シュガーディープ70をセットし、高速トゥイッチで探っていきます。
マシンガンキャストを続けていると、狙い通りガツーンッ!
すかさずフッキング、ギラギラと光る魚体は、間違いなく本命のホンマスです。
しかし、寄せてくる途中で無念のフックアウト。
30cm台とサイズは大したことありませんでしたが、肝心なところでバラすとは修行が足りません。
その後はアタリが無く、6時半過ぎにレイクトラウト狙いへ切り替えます。
レイクトラウトが反応しない
フランスの尾根周辺から、サーチスタート。
こちらは水温が4.7度しかありません。国道側は超低水温ですね。
これだと、一時期シャローに上がってきていた高活性のレイクトラウトもディープに落ちたかなと予想し、まずは25m近辺から探ってみます。
ルアーはもちろん、ロデオクラフト・M.T.レイクス77・19gです。
25m~5m近辺まで、幅広いレンジで2-2-3、2-2-5、3-3-7…。
見事に反応が出ません。今日は手強そうです。
ボトム攻めでまずは1本
たまにはボトムベッタリも攻めてみようと思い、スミス・メタルミノーをキャスト。
スロー気味のリフト&フォールで誘っていると、7mラインでゴゴーンッ!
スリムな57cm。とりあえず、いることはいるようです。
下へ突っ込む力強さがあり、ファイトは随分良いのですが、追って食うほどやる気は無いようですね。
ブラウントラウトは異常無し
その後はアタリが止まってしまったため、水温が高く条件が良い(であろう)山側へ移動します。
阿世潟、三角、八丁出島、ムジナ窪…。
ミノーイングメインで流していきますが、ブラウントラウトは全く浮いてきません。
ボトムを狙っても、相変わらず無反応。
さてさて、どう攻略していきましょうか。
銀毛系ヒット!も…
西風が強めに吹く午後。
雪を被った白根山からの吹き下ろしは、相当に寒いです。
フランス~大尻のブレイクやチャネル周りは、相変わらず反応が出ません。
ならばと、過去実績がある沖目のヒメマス回遊コースにポジショニングし、中層を狙ってみます。
ルアーは、レイクトラウト狙いのロデオクラフト・M.T.レイクス77・19gをそのまま使用。
カウント20からの5巻き5秒スライド。水深10m~12mをピンポイントでトレースします。
出ればホンマスかヒメマスのはずです。
信じてキャストを続けていると、ショートスライド中に突然ゴゴーンッと気持ち良いバイト!
すかさずフッキング、ドラグが滑って重みが乗ります。
しかし、またしても寄せてくる途中で無念のフックアウト。
フックには銀色の鱗が付いていました。恐らく口切れしてしまったのだと思います。
せっかく中層で狙い通り掛けたのですが、獲れないとはまたしても修行が足りません。
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やっぱりボトムパターン
掛けてはいますが、今日はなかなか獲れません。
なんとかパターンを見つけて、追加したいものです。
夕方になって浮いてくることを期待し、ロデオクラフト・M.T.レイクス77・19g、67・16gを入れていきますが、やはり反応が全く出ず。
再度ボトムパターンに戻し、スミス・メタルミノーをキャスト。
スロー気味のアクションを続けると、午前中と同じく7m近辺でゴゴーンッ!
52cmとサイズは小さめながら、またボトムパターンでヒットしました。
ひょっとしてシルエットと動き?と予想し、ナック・フェイクベイト18gにチェンジして遠投。
ルアーのシルエットを60mmまで落とし、ボトムからほとんど浮かさずスローに誘っていきます。
控え目なアクションを続けていると、狙い通りズドンッ!
51cmと、またしても同じようなサイズです。恐らくパターンとしては、これで合っているはずです。
さらにキャストを続けると、ズドンッ!
…しかしファイト中にフックアウト。
めげずにキャスト、ズドンッ!
…またもファイト中にフックアウト。
何かに呪われているのでしょうか…。
バイトが遠のき、納竿
追加を狙いキャストを続けますが、18時を過ぎるとバイトが遠のきます。
諦めきれずに粘りましたが、反応が出ず。結局19時前に納竿しました。
5月15日から6月30日まで終了時間が1時間延長され、19時となりました。
お陰で今日は、久々に船上で夕暮れを迎えることができました。
予想以上に苦しいゲーム…振り返り
もっと前向きなゲーム展開と組み立てを想像していたのですが、予想以上に苦しいゲーム展開となってしまいました。
しかし、渋ってしまった時はどうするか、という攻略のヒントを得ることもできました。
渋った原因は、急な水温変化?
雨と雪代の影響で、湖の水温が下がっているようです。
16日の嵐で奥日光方面は雪が降ったようで、流入河川の水温が下がっているようです。
そのため国道側の筋は、水温が4度~5度と超低水温。
山側も岸からは見えないと思いますが、沢の上部に残雪が見られ、相変わらず冷たい雪代が入っているようです。
この時期に最高水温6度台は、異常ですよね。
ホテルコタン「中禅寺湖畔コタンの桟橋 5月22日」を見ると、前日の21日にも冷たい雨が降り続け、表水温をさらに下げてしまっていたようです。
渋った時のヒントを掴む
たまたまボトムパターンで結果が出たので予想が付いたのですが、考え方は管理釣り場とほぼ同じで良いのかなと思いました。
1つ目は"シルエット"です。
この日は結局、80mm、77mm、67mm、60mmと試してみましたが、レイクトラウトが反応したのは60mmでした。
ひょっとしたら50mm台がベストだったのかもしれませんが、渋ったらシルエットを落とす鉄則にもう少し早く気付いていたら…というところですね。
これにスプーン自体の形状違いや、ウェイト変化によるフォールスピード調整も加えれば、もっと良かったのかもしれません。
風が出過ぎなければ、という前提が付きますが、5g、7g、10gといったライトウェイトスプーンも試してみるべきだったかもしれませんね。
2つ目は"アクション"です。
結局、派手なアクションはNGだったこの日。
レイクトラウトの場合、スローなボトムバンプや、15cmほど浮かせるリフト&フォールでしかアタリが出ませんでした。
つまり、移動距離が短いスローかつ控え目なアクションで、レイクトラウトの鼻先をかすめた時だけに口を使ってくれたということになります。
前回の中禅寺湖キャスティング釣行も、これに気付いていたら午後は追加のチャンスがあったかもしれません。
持ち駒をまた仕入れないと…。
タックルバランスの再考が必要
銀毛系を掛けても獲れなかったというところで、タックルバランスの再考が必要だと痛感しました。
力の逃げ、ショックの吸収、フックの調整、などなど、思い当たるところは沢山あります。
理想のゲームを組み立てるために、徐々に解決していかなければなりませんね。
ワカサギの接岸はまだ…でも春ゼミはスタート
5月も終わりに差し掛かりますが、まだワカサギの接岸が見られないようです。
しかし、山ではチラホラと春ゼミが出始めているようです。
今年はまさかのワカサギ・春ゼミ同時パターンになってしまうのでしょうか…?