ホンマス40本と、数だけは出た前回の中禅寺湖釣行から、1週間。
7月は、ホンマストローリングの本格シーズンイン。できる限り湖上に浮いていたいところです。
今シーズンは早々にキャスティングからトローリングにスイッチし、ホンマスとじっくり対峙してきました。
数は出せるようになってきましたが、狙いのデカホンマスは獲れていません。
"季節も良くなってきたし、遅かれ早かれそろそろ出るんじゃないかな…。"
なぜか、いつもの秘めたる殺気を遙かに上回った、とても穏やかな気分で出発。落ち着いてゲームに臨みます。
スポンサーリンク
ダッポンダッポンの西風
午前4時過ぎ、出船。
雨は降っていませんが、西風強風で湖面はダッポンダッポンです。
改良した速曳きを試したかったのですが、断念していつもの3km/h前後でスタート。
西風を避けて、山側八丁沖から流し始めます。
レッドコアは40ヤードと50ヤード、前竿は10m近辺出しから開始。
草や藻系の浮遊物が多いため、ドジャーを付けてルアーへの付着を回避します。
当たりルアーはよくわからないので、貝系と角系をバラバラにセット。
ポツポツとチビホンマスがヒットしますが、当たるのはどうも貝系のみ。角は貝貼りを含め、全くバイトがありません。
明るくなって湖面を見てみると、緑系の濁りになっています。どうも透明度は1mも無いようです。
白蝶貝、夜光貝、日本アワビと細かく試し、コンスタントにヒットが続いた白蝶貝系を基本にゲームを組み立てることにします。
シビアな反応レンジ
細かいレンジ調整をしながらヒットレンジを探っていきますが、なぜか左舷のレッドコアのみが連発。
大日岬~松ヶ崎間では、食べ頃サイズのヒメマスが左舷のレッドコアのみに2本ヒットします。
おかしいなあと思いながら、右舷の前竿の出しを30cm~50cm単位で調整してみると、あっさりヒット。
これはもしやと思い、左舷の前竿も右舷とレンジを合わせると、ヒット。
透明度が無い上に、西風の影響で表水温が朝から1度近く下がっているために、数10cmでも棚が合っていないと、ヒット率が極端に落ちてしまうようです。
スポンサーリンク
突然のビッグラインアラーム!ついに本命が…
朝方は激しかった西風も、若干落ち着き始めた午前9時半過ぎ。
個人的に竿抜けになっていた、ワンド内の沖を攻めてみることにします。
クロスから若干ダウンクロス気味のイメージで、結果的には岸と平行になりながらトロール。
右舷の前竿がグググッと入り、チビホンマスがヒットします。そのままやや沖目に逃げながらキャッチし、フックを外していた時でした。
突然、55ヤード出しの左舷のレッドコアが、激しいラインアラームとともに絞り込まれていきます。
前触れなく、いきなりトップスピードで持っていったであろうその音色を聞き、すぐにピンと来ました。
"ヤバい、これはついに来たかも…!"
シンクロを使ってドラグを出しながらロッドホルダーからロッドを外すと、ゴンッゴンッという激しい首振りとともに、ロッドが絞り込まれていきます。
同船者に操船をサポートしてもらい、ファイトに専念。
重さ、首振り、トルクフルかつスピードある動き。これは奴に間違いありません。
絞られたかと思えば、急にテンションが緩くなる不思議な動き。
どうも手前に向かって走ってきているようです。
いなしながらリーリングを続け、浮いてきた所でいよいよランディング体勢へ。
下アゴに掛かっていることを確認し、一気に勝負を掛けてネットイン!
ホンマス55cm。自己記録更新の、ガッツポーズモノです。
背ビレが不自然に傷付いていましたが、コンディションはメタボ系で最高です。
嬉しいので、別角度からもう1枚。
この黒点、色合い、光沢感、眩しいシルバーの輝き…最高です!
尾叉長で54cm、全長55cmが公式記録でした。
このサイズのホンマスに出会いたくて、早々にキャスティングからトローリングにスイッチしていた2016年シーズン。一気に報われた気がします。
結局午前中は、ホンマス23本、ヒメマス2本で終了です。
スポンサーリンク
午後の部は尻つぼみ
徐々に西風が落ち着いてきた15時頃、午後の部をスタートさせます。
まずは午前中に攻め切れなかった、国道側から調査。
風自体は弱まっていますが、西からやって来る大きなうねりは続いています。
昼前に若干下がっていた表水温は、再び上昇しています。
期待しながら西六番から13番までサーッとチェックしてみますが、掛かるのはチビホンマスが中心。
やはり一発狙いは山側かなと思い、最後は山側で勝負することにします。
しかしここで、まさかの風向き変更。
突然東風に変わった湖上には霧が立ち込め、一気に視界不良になってしまいます。
気温も下がり、昼までとは大きく変わってしまった水の変化にも対応し切れず、部分的に固め打ちしたのみで終了となってしまいました。
結局午後は、ホンマス15本、ヒメマス1本、レイクトラウト1本で終了。
しっかり課題を突き付けられて帰るという、私らしい終わり方で納竿となりました。
まさに、点と点が線で繋がった瞬間…振り返り
50cmオーバーのホンマスが欲しい欲しいと言い続け、ようやく結果を出すことができました。
何かが微妙にズレていたことと、運が少しだけ足りなかったということは分かっていましたので、今回はこれらが修正され、重なってくれたのかなと思います。
この時期のホンマスは引きが強いとのことなので、このサイズ、このコンディションと対峙することができて、本当にラッキーです。
「メモリアルフィッシュまとめ」に、また1尾追加することができました。
よく数と型は比例しないと言われますが、総数も42本出すことができました。「ネイティブフィールド数釣り釣行ベスト20」にも追加することができました。
段々追い詰めている感
前回50cmオーバーのホンマスをキャッチしたのは、2014年8月下旬の中禅寺湖釣行時です。
一か八かの曳き方で"掛かってしまった感"のある2年前とは違い、2016年は絶対にこのサイズを獲ってやるという強い気持ちで通い続け、試行錯誤を重ね、よりロジカルに獲ることができました。
ルアーカラー、ルアーアクション、棚取り、ルアーサイズ、スピード、トロールアクション、コース取り、風と流れの把握、読み、調整…
いただいたアドバイスが点のように転がっていた中で、1つ1つを繋げて検証を繰り返し、線にしていく…。
この"段々追い詰めている感"、タマリマセン。
立ちはだかる試練?ホンマスの壁
ホンマスのサイズには壁があるようで、なるほどと思ったのでメモとして残しておきます。
- 第1段階:50cmオーバー
- 第2段階:55cmオーバー
- 第3段階:58cmオーバー
- 第4段階:60cmオーバー
それぞれの壁を突破するのは、なかなかに難しいようです。
私は1と2を突破しましたので、次は3を目指して頑張りたいと思います。
「景品プレゼントダービー」やっています
レークオカジンでは現在、各魚種、尾叉長でのサイズ規定を設け、突破した方にはくじ引きで豪華賞品が当たる企画が開催されています。
私もホンマスの部で尾叉長50cmの規定をクリアしましたので、くじ引きをさせていただきました。
なんと、三山工房のルアーが当たりました!クリアウォーター時に、ありがたく使わせていただきます!
おめでとうございます!!読んでて興奮が伝わってきて、バイトからランディングまで目に浮かぶ様で面白かったよ〜♪
Posted by N@O / 2016年7月10日21:36